金玉のムズムズしたかゆみって誰にも言えないのが辛いですよね。
仕事中に足をくねらせてモゾモゾしたり、掻きむしったりするわけにいかないし、でも気になって放置することもできない。
「もしかして性病?」と思ってもオープンに口に出して相談するのはとても勇気がいるし、恥ずかしさもあります。
しかしながら、金玉がかゆくなる原因を知れば、ある程度自分でも対処が可能になるんです!
病院に行くべきなのか、生活習慣を変えてかゆみを軽減させるのか、そんな今はできないような判断を、あなた自身ができるようになります。
かゆみは放置すると痛みに変わりやすいですし、NGな対処をすると悪化する可能性も、、、
そこで今回は、金玉がかゆい原因や対処方法について解説していきます。
定期的にかゆくなる方や、今まさにかゆみと戦っている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
金玉がかゆくなる7つの病原
金玉がかゆくなるのは、全てが性病ではありません。
デリケートな部分だからこそ、皮膚の炎症を起こしやすい部分でもあるので、あなたは下記7つの病原のどれに当てはまるか、考えてみてくださいね!
陰嚢湿疹
陰嚢湿疹とは、性器の周りに赤いポツポツとした湿疹ができ、かゆみやチクチクとした違和感を感じる炎症です。
病原菌がいるわけではないので、人への感染はありません。
また、陰嚢湿疹になりやすい時期ですが、夏に汗などで蒸れてかゆみを引き起こす場合もあれば、冬に乾燥して湿疹がでる場合もあります。
特に乾燥肌の方や、アトピー性皮膚炎の方は注意しなければならない症状といえますよ!
悪化するとただれやすく、慢性化すると皮膚が硬くなり、ゴワゴワします。
定期的に金玉がかゆくなる方で、すでに皮膚のザラザラ感や硬さを感じている方は、陰嚢湿疹が慢性化しているのですぐに病院を受診しましょう。
皮膚掻痒症
皮膚掻痒症とは、通常の湿疹のように赤いポツポツなどの症状がなく、かゆみだけを伴う炎症です。
金玉や肛門付近の局所的な炎症の場合と、全身にかゆみがでる場合があります。
全身にかゆみが出る場合は、内臓疾患や薬剤、食品、妊娠、ドライスキンといった原因があり、金玉のみのようなデリケートゾーンの局所的なかゆみは、便秘、痔、前立腺肥大症などの理由が挙げられます。
いずれにせよ、かゆみそのものを治療するのはもちろんですが、原因となっている基礎疾患の治療も大切です。
表面上では判断しにくい、細かい原因は医師でないと判断が難しい炎症といえます。
汗疹
汗疹(あせも)とは、急激な発汗や大量の汗により、汗の出口がふさがってしまう事象によって起こる炎症です。
赤くて小さな湿疹が集中し、かゆみを伴う特徴があります。
汗を排出できなくなるのは、大量の汗と一緒に出てくる塩分や埃が出口を塞いでしまうためです。
ゆえに、汗疹は汗腺が多い脇や首にできることが多いのですが、汗が乾きにくい場所や蒸れやすい場所にもできます。
それがまさに金玉を含むデリケートゾーン!
おでこや首のように汗をかいたらすぐ拭けるわけではないですし、パンツとズボンに覆われているため、非常に蒸れやすい。
そんな汗疹ができやすい条件がそろっているのが、デリケートゾーンなんです。
疥癬
疥癬とは、ヒゼンダニと呼ばれる寄生虫が原因で起こる皮膚感染症です。
セックスでも感染しますが、寝具や衣類からも感染する、非常に感染力が強いです。
激しいかゆみのほか、金玉やペニスが赤くなり、小さなできものが多発する特徴があります。
ヒゼンダニが死滅した後も症状が続く場合があるため、治療は途中でやめず、医師の判断に従うようにしましょう。
股部白癬
いんきんたむしこと、股部白癬(こぶはくせん)とは、白癬菌というカビによって生じる皮膚感染症です。
赤いポツポツとした湿疹が楕円状に広がり、激しいかゆみを伴います。
白癬菌が身体に移ってくる原因の中でもっとも多いのが水虫です!
デリケートゾーンにできるのが股部白癬、足にできるのを足白癬(水虫)といいます。
ゆえに、自分が水虫であったり近しい友人や家族に水虫患者がいる場合は、寝具やタオル、マットなどからも感染してしまうため、注意するようにしましょう。
白癬菌は高温多湿を好む傾向にあり、デリケートゾーンや足は感染しやすい場所です。
特に夏場はもっとも繁殖しやすい時期なので、蒸れやすい方は注意が必要です。
接触皮膚炎
接触性皮膚炎はその名の通り、何かしらが陰部に触れて起こる炎症です。
たとえば、肌着やボディクリーム、香水、指輪、時計等が挙げられます。
日常で使用する物全てが対象となるため、接触性皮膚炎になると原因を判断するのは難しいです。
症状としては、接触した部分に紅斑があらわれ、かゆみを伴います。
悪化すると腫れ上がったり、水泡ができる場合もあるので、早めの対処が必要です。
性病
金玉がかゆくなる原因はもちろん性病もあります。
性病だった場合の原因菌は下記の3つです。
カンジタ
カンジタ菌はカビの一種で、性感染はもちろん、免疫力等が影響して自己感染もします。
かゆみのほかに、熱感や発疹が見られ、排尿時に痛みを伴う場合もあります。
男性は女性に比べて感染者は少ないものの、放置してしまうとまれに尿道炎になる場合があるため注意が必要です。
また、包茎の方は特に、金玉やペニス周辺は雑菌が溜まりやすいので、包茎でない方に比べてカンジタに感染する可能性が高くなります。
クラミジア
クラミジアも女性の方が多い性病ですが、男性が感染するとクラミジア尿道炎として発症します。
クラミジア尿道炎は、かゆみのほかに、さらっとした尿道分泌物や排尿時の痛みを伴うのが特徴です。
自覚症状がない方や、軽症である方もいるため、知らずのうちに感染している場合もあります。
なお、粘膜レベルでの感染しかしないので、温泉や共有物によって感染する可能性はありません。
ゆえに、セックスしているパートナーがクラミジアだった場合は、自覚症状がなくとも性病検査を受けるようにしましょう。
毛ジラミ
毛ジラミとは、吸血系の昆虫で、大きさは1mm前後。
アンダーヘアに寄生し、1ヶ月の寿命の中で30個〜40個の卵を産み、駆除しない限り増え続けるという特徴があります。
非常に感染力が強く、アンダーヘアの接触以外に、タオルやシーツから感染するケースも多いため、パートナーが毛ジラミの場合は、完治するまで接触を避けましょう。
かゆみはかなり激しいものの、湿疹はありません。
また、下着に毛ジラミの血糞という黒斑のシミがつく場合があるのですが、このシミと激しいかゆみがあったら毛ジラミを疑い、すぐ病院で駆除するようにしましょう。
金タマをかゆくする生活習慣とは?
金玉は高温多湿に弱い非常にデリケートな部分のため、通気性や清潔感が非常に重要になります。
サイズが合っていない窮屈なパンツや締め付けが強いタイトなズボンはNGです。
湿気も溜まりやすいですし、金玉と衣類がこすれてただれ等の炎症を起こす原因となります。
また、食生活の改善も効果的です!
炎症を抑えるビタミンCや、アレルギー症状を抑えるポリフェノール、免疫を正常化する乳酸菌等、幅広い栄養をとることで、かゆみを起こりにくくできます。
この記事を読んでいるあなたは、コンビニ弁当や外食ばかりで栄養は偏っていませんか?
食生活の改善はいますぐできることです。
心当たりがある方は、1日1食でも自炊して、栄養バランスを意識してみてくださいね!
かゆみを軽減させる方法は?
今現在かゆみを感じている方もいるでしょう。
そんな方には、すぐにできる下記4つの軽減方法が効果的です。
1つずつ解説していきます。
毎日入浴し、清潔に保つ
皮膚炎では雑菌を増やさないことが一番です!
金玉は尿や便等の雑菌がつきやすく、菌が住みやすい高温多湿であることから、繁殖もしやすいです。
ゆえに、毎日入浴して清潔に保てれば、菌が住みにくい環境を作れるので、炎症を軽減できます。
元々金玉は、お風呂でも雑に洗っている方が多いはず。
中にはシャワーで流すだけなんて方もいるかもしれませんが、それだと清潔とは言えません。
普段よりも丁寧に洗うことを心がけ、雑菌が増えない環境を作りましょう。
保湿する
顔や足の保湿はしても、金玉の保湿までやっている方は少ないのではないでしょうか?
実は、金玉を含むデリケートゾーンにも保湿は必要です。
デリケートゾーンは比較的皮膚が薄い部分なので、たるみやシワができるのも早いんです。
たるみやしわの隙間には雑菌が溜まりやすいので、不衛生な環境を作ってしまいます。
また、乾燥肌の方は乾燥によってかゆみやにおいが増してしまう危険性があり、保湿は必要不可欠なんです。
保湿は普段使っているボディクリームでも良いですが、デリケートゾーン専用のクリームも売っているので、まだ保湿を行っていない方は自分に合いそうなものを試してみましょう。
摩擦を避ける
摩擦はかゆみだけでなく、ただれや痛みの原因となります。
先ほどお伝えしたように、パンツ等の衣類で摩擦を感じることもありますが、太ももとの摩擦によってかゆみを引き起こしている可能性もあります。
ゆえに、太っていてどうしても太ももと金玉の摩擦を避けられない場合は、衣類の素材にこだわってみましょう。
まずはパンツを摩擦が起きにくい滑りやすい素材に変更してみてください。
摩擦を避けるだけでかゆみは軽減しますし、太ももがこすれないので歩きやすくなりますよ!
軽く冷やす
金玉に限らず、皮膚の温度が下がると神経の興奮が静まり、かゆみを抑えられます。
保冷剤にタオルを巻いて押し当てたり、冷たいおしぼりを作って巻いてみたりと、冷やし方は自分がやりやすい方法でOKです!
また、お風呂場で冷たいシャワーを当てるのも効果的ですよ!
冷やした後は保湿を忘れないようにしてくださいね。
NGな対処法
かゆい時についやってしまうNGな対処法があります。
もしかしたらすでにやってしまっているものがあるかもしれないので、下記の行動に当てはまるものがあればすぐにやめて、正しい対処をしていきましょう。
爪をたてて引っ掻く
かゆいところはとにかく掻き毟りたくなります!
しかしながら、掻くとかゆみや炎症は悪化しますし、爪をたてると傷ができやすく、そこから雑菌が入り込んでしまうリスクがあります。
ただれや腫れの原因となるため、爪をたててひっかくのは避けましょう。
どうしても掻きたくなったら、軽く叩いてみてください。
少しですが、掻きたい衝動は抑えられます。
普段より念入りに洗う
清潔に保とうと、強い殺菌効果のある石鹸をつかったり、強くこすりすぎてしまうと、肌表面の必要なバリア機能まで洗い流してしまい、乾燥やかゆみが悪化してしまいます。
ゆえに、洗う際は優しく手で包み込むように洗い、表面の雑菌のみを落とすようにしましょう。
湯船で温める
かゆい部分を温めると、温熱刺激で皮膚の内部にヒスタミンが大量に放出され、かゆみや赤み、腫れを悪化させてしまいます。
特に寒い冬は湯船に浸かりたくなるものですが、金玉やデリケートゾーンにかゆみがある際は湯船への入浴を避け、シャワーですませるようにしましょう。
原因がわからない場合は検査キットを使おう!
今回お伝えしたように、皮膚のかゆみの原因は多岐にわたります。
原因がわからないと対処の仕方もわからないのですが、原因が性病だった場合は悪化しやすく、感染させてしまう可能性もあるため、一刻も早い治療が必要です。
そこで有効なのが性病検査キットです!
最初から病院に行くのが不安な方や、病院に行く時間がなかなか取れない方は、誰にもばれずに自分のタイミングでできる検査キットを使ってみましょう!
まだ使ったことがない方は、こちらから確認してみてくださいね!
まとめ
金玉のかゆみは性病だけでなく、皮膚の炎症のケースもあります。
対策として、食生活の改善や入浴の仕方は今からでも実践できますし、これで対処法を間違える心配ありません!
ただ一つ心配のなのは、感染症だった場合です。
一刻も早い治療が大切なので、まずは性病検査キットを使って自分が性病なのかどうか確認してみましょう!