何気なく利用する風俗店ですが、性病リスクについて考えたことはありますか?
「本番行為はしないから大丈夫」と思っている方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
実は、性病はキスや手コキのみでも感染するリスクがあり、性病の中には症状がないまま病気が進行していく危険なものもあります。
風俗店を利用する際は、リスクを知った上で正しい感染予防対策をし、自分に合うタイプの風俗店を選ぶことが大切です。
リスクや対策を知っているかどうかで、今後の遊び方に大きな変化が生じてきます。
そこで今回は、風俗店で性病感染する確率やリスク、予防対策について解説していきます。
これまで風俗店で遊ぶのに不安があった方も、最後まで読めば、自分なりの風俗店での遊び方を見つけられるようになります。
ぜひチェックしてください。
風俗店で性病感染する確率はかなり高い
風俗店で性病感染する確率が高い理由は、不特定多数との性交渉があるためです。
お客さん毎に環境を整えて部屋の除菌をしたり、口の中をゆすいだりしても、粘膜同士が接触すれば性病は感染します。
また、性病の病原菌は分泌液にも含まれているので、唾液や血液、精液からも感染してしまうのです。
最近では性病検査をしているお店も増えていますが、性病検査は月に1回程度と、連日何十人と相手にしている風俗嬢からすれば、あまりにも少ない回数です。
検査後に性病に感染している可能性や、検査の時には潜伏期間中で陰性の反応が出る場合も十分あります。
ゆえに、風俗店を利用する際は、「性病に感染するかもしれない」という前提を持つことが大切です。
風俗店で感染しやすい8つの性病
ここからは、風俗店で感染しやすい性病を8つご紹介していきます。
どれも身近な性病なので、最近風俗店を利用した方は、当てはまる症状がないか確認してみてください。
性器カンジタ症
女性に多いと言われるカンジダ症ですが、男性でもかかる場合があります。
カンジダの菌は水虫やたむしと同じ白癬菌というカビの一種で、皮膚の粘膜に存在する微生物です。
セックスでの感染ももちろんありますが、抗生物質の服用によっても発症する場合があるため、抗生物質を飲む際は性器の変化に注意しましょう。
また、性器の洗いすぎもカンジダ発症の原因となります。
これは、性器を洗いすぎると皮膚のバリア機能も洗い流してしまい、カンジダが広がってしまうためです。
風俗店では念入りにペニスを洗われることもあると思うので、洗い方が激しい場合は「そのくらいで大丈夫です」などの声かけをするとカンジダの予防にもなりますよ!
症状としては、亀頭やカリに赤みや水ぶくれができ、皮膚の表面がえぐれたりふやけたりします。
とてもわかりやすい症状なので、これらの症状がでたらカンジダを疑い、病院を受診するようにしましょう。
性器クラミジア感染症
クラミジア感染症は、性病のおよそ半数を占めるほどかかりやすい性病です。
女性がかかっているイメージが強いかもしれませんが、男性でも感染します。
症状は軽症である場合が多く、男性女性共に気づかない方も多い性病です。
ゆえに、風俗嬢でもクラミジアに気づいていない方は多いかもしれません。
ただ、男性の場合はクラミジア尿道炎として発症するため、尿道からサラッとした黄色い膿が出たり、排尿痛があったりと、わかりやすい症状が出ます。
たとえ違和感程度の症状だったとしても、クラミジアの菌が体内にいる限り完治しないので、必ず検査をして病院にいくようにしましょう。
性器ヘルペス
性器ヘルペスは、2〜10日の潜伏期間ののち、発症します。
男性はペニス周辺に水疱瘡のような多発性の水泡ができ、放置すると破けてかぶれを起こし、かゆみや痛みを伴う、症状がでやすい性病の一つです。
さらに男性は尿道にもウイルスが侵入しやすく、排尿痛や全身の倦怠感、リンパ節の腫れに繋がり、放置すれば症状は悪化します。
また、性器ヘルペスがある状態でオーラルセックスをすると、今度は口唇ヘルペスを発症する可能性が高くなります。
口唇ヘルペスも性器ヘルペス同様、小さな水泡ができるというわかりやすい症状があるので、見つけたらすぐに病院を受診しましょう。
性器トリコモナス症
男性は4人中3人が無症状と言われるトリコモナス症ですが、言い換えれば発見しにくい性病ということです。
症状が出る場合も、軽い排尿痛や排尿時の違和感程度なので、見逃さないように注意しなければいけません。
軽症だからといって放置してしまうと、体内を菌が侵食し、不妊症や慢性前立腺炎となる場合もあります。
軽い違和感でも感じたら、すぐに病院で検査して治療を受けるようにしましょう。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマの原因であるヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス:HPV)は、誰にでも感染する可能性があるウイルスです。
性器や肛門のまわりにイボができるのですが、痛みやかゆみを感じるケースの方が少ないので、放置してしまう可能性が高い性病といえます。
イボは一つだけでなく、カリフラワー状に複数できる場合もあるので、コンジローマを発症しているかどうかは一目瞭然です。
特に、亀頭の先端や包皮の内側・外側にはできやすいので、痛みはなくともできものがあったら、コンジローマを疑って病院を受診しましょう。
毛ジラミ症
毛ジラミ症の症状は男女であまり差がなく、陰毛に感染し、激しいかゆみを伴います。
注意しなければならないのは、性行為だけでなく、タオルやシーツの共有でも感染してしまう点です。
風俗店では、プレイによってタオルやシーツに接触する可能性があります。
お店なので清潔な物が用意されているとは思いますが、油断は禁物です。
毛ジラミは単体でも48時間程度生存しているので、プレイ後やタオル使用後に、陰毛付近にかゆみを感じたら、すぐに病院に行って治療を行いましょう。
淋病
淋病は女性は無症状の場合が多く、男性は尿道炎を発症しやすい性病です。
症状は排尿痛や尿道からの分泌物といったクラミジアと同様の症状なのですが、唯一違うのが症状の強さです。
クラミジアは軽症の方が多いものの、淋病は発症直後から激しい痛みを感じ、分泌物も濃い黄白色をしています。
誰でもすぐに病院に駆け込みたくなるような痛みなので、発症したらすぐに病院で治療を開始しましょう。
梅毒
梅毒は非常に感染力が高い性病の一つで、セックスはもちろん、オーラルセックスでも感染します。
症状は陰部のしこりですが、無痛性の場合がほとんどであるため、放置してしまいがちな性病です。
しこりは数週間で自然と消えますが、消えたとしても治癒したわけではありません。
病原体は体内に残っており、数ヶ月かけて全身に侵食し、皮膚や骨、大血管等に重い症状を残します。
それだけでなく、悪化すると精神疾患や全身麻痺、最悪は死に至るケースもあるため、かつては不治の病と恐れられていました。
今は治療法がしっかりとあるので、痛みがなくともしこりを見つけたら病院を受診し、病原体を体から取り除きましょう。
本番なしでも性病になる?
性病は粘膜同士の接触で感染するケースが多いですが、それだけではありません。
タオルやシーツを介して感染する場合もあれば、唾液や血液で感染する場合もあります。
そのため、本番行為を行わないからといって、性病に感染しないとは限らないのです。
手コキのみのサービスだとしても、相手がヘルペスに感染していて唾液を垂らされれば、そこから性器ヘルペスに感染します。
キスやその他のオーラルセックスプレイも同様です。
「本番はしないから大丈夫」と過信せず、常に性病のリスクはあると認識しましょう。
タイプ別の感染リスク
ここからは風俗のタイプ別に、どんな感染リスクがあるのかをご紹介していきます。
お気に入りのプレイや好きなお店がある方、これから風俗を楽しみたいと思っている方は、自分がどのタイプのお店に行っているのかで性病リスクを確認してみてください。
オナクラ
オナニークラブことオナクラは、自慰行為専門のお店なので、粘膜同士の接触が少なく、性病感染リスクは低いです。
自分がオナニーしているところを見てもらうだけであれば、感染リスクはゼロと言えるでしょう。
しかしながら、オプションサービスを追加すると感染リスクは上がります。
キスや手コキ、フェラ等のオプションは、唾液や口内、喉から性病感染する可能性が高いので注意が必要です。
オナクラを性病リスク無しで楽しみたいなら、唾液や粘膜の接触がないオプションで楽しみましょう。
セクキャバ
セクキャバはキスやディープキスでの性病感染リスクがあります。
ほとんどのお店でキスやディープキスがOKとされているので、知らずのうちに口から口へ性病が移っている可能性が高いです。
特にセクキャバは回転率が高く、女性側も口内の除菌が十分でなかったりするので、ほかのお客さんから移っている場合もあります。
しかしながら、キスさえ我慢すれば乳首舐めでの性病感染リスクはありません。
性病感染リスクを抑えたい方は、キスせずにプレイを楽しむのがおすすめです。
ピンサロ
ピンサロのメインサービスはフェラチオなので、唾液による性病感染リスクがあります。
風俗嬢の口内に病原体があると、フェラによって性器に感染してしまうのです。
また、ピンサロは風俗店ではなく飲食店としての届け出が多いため、ほとんどのお店にシャワーがありません。
おしぼりで性器を拭いた後サービスが開始するので、衛生面に不安な点が多く、性病にもかかりやすい環境といえます。
フェラチオにこだわりがない場合は、手コキのサービスで抜いてもらう方が、性病感染リスクを抑えられるのでおすすめです。
デリヘル
デリヘルは本番行為はないものの、素股があるため感染リスクは高いです。
「挿入しなければ平気」と思うかもしれませんが、素股で粘膜同士が接触すれば挿入との感染リスクの違いはありません。
ピンサロやセクキャバよりも格段に性病リスクは高まるので、少しでも感染リスクを抑えたい方は、粘膜の接触がないプレイを相手女性に希望しましょう。
ソープ
ソープは唯一本番行為ができる風俗なので、粘膜同士の接触がある分、性病感染リスクは非常に高まります。
それだけでなく、働いている女性側は、1日に何人もの男性を相手にしているため、性病感染している可能性が非常に高いです。
もちろん高級なお店であるほど性病検査を徹底していますが、やはり毎日勤務している女性であれば、性病検査直後に感染してしまう場合もあります。
ゆえに、性病感染リスクだけで考えるのであれば、ソープはおすすめできません。
性病にならないためにできる予防対策
風俗店で性病にならないようにするためできる対策は、3つあります。
どれも100%性病を防げるものではないですが、できる限りの予防対策を行った方が性病にはかかりにくくなるので、風俗でのプレイを楽しみたい方は必ず確認してくださいね。
必ずコンドームを使用する
やはりコンドームは避妊目的だけでなく、性病を予防する上でも重要です。
男性は特に尿道から菌が侵入し、性病や尿道炎になる場合が多いので、コンドームでペニスを覆うのはとても大切になります。
これは素股の時も同様です。
素股であればコンドームはつけないという方もいるかもしれませんが、性病の感染リスクは低くなります。
気持ち良さを重視したい方は、薄めのコンドームやお気に入りのコンドームを探して常備しておきましょう。
性病検査している店を選ぶ
最低での月1回性病検査をしている店を選ぶと、店全体の性病対策への意識が高いので、感染リスクが低くなります。
性病対策への意識が高いと、女性の検査はもちろん、プレイで使用するものの除菌や口内の除菌まで徹底している店が多いので、プレイを安心して楽しめますよ!
行きたいお店が性病検査しているかどうかは、HPや看板に書いてある事が多く、聞けば口頭でも教えてくれます。
わからない場合は事前に質問し、性病検査しているか確認してから遊ぶようにしましょう。
HPVワクチンを摂取する
HPVワクチンとはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するワクチンです。
女性だと子宮頸がん予防に使われる場合が多いのですが、男性だと尖圭コンジローマの予防や肛門癌、陰茎癌の予防につながるので、積極的な摂取が推奨されます。
ただ、公費助成ではなく全額事項負担なので、病院にもよりますが摂取には16000円前後の費用が必要です。
少々高額ですが、性病だけでなく、様々な病気の予防にもつながるので、早めの摂取をおすすめします。
不安な場合は性病検査をしましょう!
症状が曖昧だったり、軽症で違和感程度しかない方は、まず性病検査キットを使ってみましょう。
風俗に行った後に性病に感染したら、クリニックに行くのが少し恥ずかしい方もいるかもしれません。
ましてやそれが性病でなかった場合、「勇気を出して行ったのに行く必要なかった」と後悔してしまいます。
でも性病検査キットなら自宅で誰にもばれずに性病検査ができて、病院に行くのは陽性だった時のみでOKです。
手間が省けて時間も節約できるので、今少しでも感じている違和感があるのなら、こちらから確認してみてくださいね。
まとめ
今回は、風俗店での性病感染リスクはとても高い点についてお伝えしました。
風俗店といっても、タイプごとに性病感染リスクは変わります。
特に注意したいのが、本番なしのサービスを提供している風俗店です。
本番なしだからといって油断していると、唾液やタオル等から感染してしまうので、少しでも感染リスクの低いプレイを選ぶようにしましょう。
自分が感染したかどうか不安な場合は、性病検査キットを使って確認するのが賢明です。
陽性が出た場合、病院に行き早めの治療を心がけてください。