「ここ数日精子が黄色いような気がする、、、」
「精子が黄色っぽいのは、もしかして性病?」
と、普段と違う精子を見ると不安になりますよね。
自分の精子を見るのはセックスでの射精後、もしくはオナニーの時だけで頻度は高くないですが、色の変化はすぐ気付きます。
ぱっと見で「そんな気がする」という程度でも、そのまま放置は症状が悪化する可能性があるため危険です!
気になったらすぐに検査して、自分が性病かどうか確認するのが、早期発見と改善の鍵となります。
そこで今回は、精子が黄色っぽくなる原因や、性病の可能性、その他ゼリー状や水っぽい精子についても解説していきます。
まさに今精子の変化を感じている方は、今すべき行動がわかって不安がなくなるので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
不安な時は性病検査をしよう!
性病は自然治癒しません。放置しておくと取り返しのつかないことも…
性病検査キットなら自宅にいながら検査できますので、不安な方は検査をして安心を確保しましょう!
精子が黄色っぽい場合は病気か性病の可能性が高い
正常な精子は、不透明な乳白色をしています。
普段よく見るのはこの色である方が多いですよね。
しかしながら、うっすらと黄色っぽくなってきた場合は、病気と性病、2つの可能性があります。
最も多いのが性病ですが、肝炎やアルコール性肝疾患等の肝臓の病気にかかっていると、黄疸によって精子が黄色っぽくなるのです。
黄疸は体内にビリルビンが過剰に蓄積されたことにより起こりますが、このビリルビンが黄色っぽい色素をしています。
ビリルビンの影響は精子に限らず、皮膚や白目も黄味がかってくるので、精子以外の部分でも変化を感じたら、肝臓の病気を疑いましょう。
もしそうではない場合、性病を疑うべきです。
精子の色で見る性病の可能性
ここからは、もし性病だった場合、具体的にはどんな性病にかかっているのかをお伝えしていきます。
稀に赤っぽい精子が出る場合もあるので、その理由も併せて解説しますね。
黄色っぽい精子
先ほどもお伝えしたように、黄色っぽい精子だったら性病の可能性が高いです。
数ある性病の中でも、精子の色が黄色っぽく変化するのは、下記2つの性病となります。
淋病
淋病は感染力が弱い性病で、ほとんどが粘膜同士の接触、つまりセックスでの感染です。
ただし、セックスをした相手が淋病だった場合、30%の確率で自分も感染してしまいます。
オーラルセックスでも「咽頭淋病」に感染するリスクがあるため、セックスする相手の淋病の感染がわかったら、すぐに性行為は控えるようにしましょう。
また、男性の症状は女性より重く、強い排尿痛を伴う淋菌性尿道炎となります。
同時に、尿道からは黄白色の膿が出るようになるのですが、これが精子を黄色くする原因です。
軽症だった場合も症状を放置すると悪化していき、前立腺にまで進行してしまうケースもあるので、強い排尿痛や黄色い膿が出たら淋病を疑い、病院を受診しましょう。
クラミジア
クラミジアは女性に多い性感染症ですが、男性でも感染します。
症状は軽いケースが多く、排尿痛や尿道から出るさらっとした黄色い膿が特徴です。
淋病と比べると尿道炎としての症状も軽いのですが、放置は避けてください。
なぜなら、クラミジアは放置すると精巣上体炎を引き起こし、不妊の原因となってしまうためです。
5人中4人が感染に気づかないとまで言われるクラミジアですが、セックスをした相手がクラミジアだった場合や、黄色っぽい精子を確認した場合は、他に症状がなくてもクラミジアを疑い、病院を受診しましょう。
赤っぽい精子
赤っぽい精子は、血液が混じっている可能性があります。
精液に血液が混じっている状態を「血精液症」といい、前立腺の細い血管から出血しているのが原因の一つと言われています。
ただ、血精液症はほとんどが原因不明です。
20代〜60代まで、幅広い年代の方が発症しており、共通しているのは、自然と治る方が多いという点です。
高齢になればなるほど治癒には時間がかかるので、心配な場合は医師に相談しましょう。
また、赤っぽい精子は血精液症の他に、前立腺がんのような腫瘍が原因である可能性もあります。
自己判断は難しいので、放置せずにあまり長い期間症状が続くのであれば、病院を受診するのがおすすめです。
精液がゼリー状だと無精子症なの?
精液がゼリー状になる原因は、精液の6〜7割を占める「精嚢腺から分泌される液体」が凝固しているためです。
精嚢腺はゼラチン状でドロドロしていて、凝固作用の特性を持っています。
これは、射精直後に相手の性器から精液がこぼれ落ちないようにする役割があるためで、10分ほどでサラサラとした液体状になります。
ゼリー状の精液が出るとびっくりするかもしれませんが、その日のコンディションによっても精液の状態は変わってくるので、あまり気にする必要はありません。
しかしながら、「ゼリー状の精液が出たら無精子症」という話を聞いた経験がある方もいるのではないでしょうか。
心配になる方も多いのですが、そもそも精液に含まれる精子は全体の1〜5%程で、色や形状に大きな影響が出るほど含まれてはいません。
ゆえに、「ゼリー状だと無精子症」という因果関係はないのです。
それでも毎回射精のたびにゼリー状の精液が出て心配な方は、1度病院で検査してみてくださいね。
水っぽい精液になる原因
次に水っぽい精液になる原因についてお伝えしていきます。
大きく分けると3つの要因があるので、それぞれの内容について解説していきます。
精子濃度が低い
WHOが定める精液検査正常値によると、精液量1.4mL以上、精子濃度の正常値は1,600万/ml以上となっています。
精液が水っぽい場合は、これよりも濃度が低くなっている恐れがあります。1
精子濃度を高めるには、質の良い睡眠や栄養を考えた食生活、適度な運動が効果的ですが、テストステロンを意識することも重要です。
その理由として、テストステロンは精巣で作られる男性ホルモンで、精子量の増加に影響する点が挙げられます。
実際に精子濃度の低い男性患者に対し、アメリカのサプリメント開発会社InnoSupps 社が開発したテストステロンブースターを90日間摂取させた結果、精子数の増加率は167%となりました。2
精液量も53%増えているので、テストステロンを増やすと射精感も強くなってセックスが気持ちよくなります。
精子濃度を意識した生活をしても改善しない場合は、病院で検査をしてみてください。
亜鉛不足
亜鉛はミネラルの一種で、不足すると水っぽい精液になるほか、男性機能の低下やED、鬱状態になる危険性があります。
亜鉛が不足すると水っぽい精液になる原因の一つが、精子数の増加を見込めないためです。
精子数の増加や、形状の良い強い精子を作るには、亜鉛が必要不可欠であると、静岡県の大学で証明されています。3
そして成人男性の亜鉛の推奨摂取量は約11mgです。4
サプリメントでも摂取できますが、牡蠣や赤身肉、ナッツや豆類からも豊富に摂取できるので、精子が水っぽいと感じたら食生活を改善してみましょう。
早漏の影響
性的な興奮がピークに達する前に射精してしまうと、わずかな精液しか出ないため、水っぽくなる場合があります。
早漏の原因は人によって様々です。
加齢による筋肉量の低下や、緊張、ストレスによって意図せず射精してしまう場合もあるでしょう。
オナニーのしすぎも、射精に慣れすぎてしまっているため、早漏の原因の一つになりえます。
早漏の改善方法は原因によって変わるので、自分がなぜ早漏になってしまうのかを探ることから始めましょう。
不安な場合は性病検査キットを使おう!
黄色っぽい精子に不安になったら、まずは性病検査キットを使ってみるのがオススメです。
病院で検査するのは少し勇気がいるし、性病でなかった場合は恥ずかしい気持ちになる方もいます。
でも性病検査キットなら、誰にもばれずに自宅で検査できるので、不安になることはありません。
もし陽性だったらすぐに病院に行って治療できますし、陰性なら違う原因にシフトできます。
まだ試した経験がない方は、こちらから確認してみてくださいね。
まとめ
黄色っぽい精子になる原因は、性病に限りません。
ただし、性病である可能性は高いため、異変を感じたらすぐに性病検査キットを使って確認するのがおすすめです。
ゼリー状の精液や水っぽい精液に不安を感じるかもしれませんが、原因がわかれば対策が打てます。
特に亜鉛不足の解消は直接精子に影響しますし、すぐにできる対策なので、早速今日から始めてみましょう。