ハイフの効果が出やすい人とは?向いている人・向いていない人を紹介
ハイフは、外科治療でしか改善できないとされていた、筋膜層(SMAS層)が原因のたるみに対して超音波エネルギーを照射し、加齢によるお悩みを改善させる機器による治療です。
たるみ以外にも、美肌効果や脂肪溶解効果があることから、さまざまなお悩みに対する施術が可能。
しかし、ハイフは誰にでも効果があるわけではなく、とくにまだたるみが生じていない若い世代や、脂肪が少ないやせ型の人は、ほかの施術が適しているケースもあります。
この記事では、ハイフの効果が出やすい人、向いている人、向いていない人とともに、ハイフ以外の切らない施術をご紹介します。
ハイフを定期的に受けたい方や、施術の効果について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ハイフの効果が出やすい人の特徴
ハイフは、皮膚の表面にダメージを与えずに副作用やダウンタイムを最小限に抑えながら、内側に超音波エネルギーを照射して、たるみを引き上げたり、脂肪細胞を破壊したりする施術です。
まずは、ハイフの効果が出やすい人の特徴をご紹介します。
加齢によるたるみが生じている人
肌のたるみは皮膚の外側で起こっていると考えがちですが、実は内側のたるみが大きく影響しています。
肌の真皮内には、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といったハリや弾力を保つ成分を生成する線維芽細胞がありますが、細胞の働きが低下したり、細胞自体が減少したりすると、肌を支える力が衰え、たるみが生じます。
また、加齢や生活習慣によって表情筋の筋力が低下すると、皮下組織を支えきれなくなりたるみにつながります。
ハイフは、真皮層、皮下組織、筋膜層(SMAS層)にまで超音波が作用することで、真皮層と筋膜層を同時に引き上げることができます。
ハイフ以外のマシンは、筋膜層までエネルギーを届けることが難しかったため、ハイフが登場したことでたるみの根本的な原因にアプローチすることが可能となりました。
脂肪による二重あごやフェイスラインがもたついている人
二重あごは、食生活の乱れや運動不足によって脂肪が蓄積されてしまうことで、肥満が進行して起こります。
皮下脂肪が蓄積すると、簡単に解消させるのは難しく、むくみやセルライトの原因となることも。
また、たるんだ皮膚や筋肉が二重あごにつながるケースもあります。顔の筋肉の衰えや、皮膚にハリがなくなってくることで、たるんだフェイスラインが二重あごを作り出してしまいます。
ハイフは、脂肪細胞に直接照射することで、脂肪細胞自体を破壊し、徐々に体外へ老廃物として排出することで、部分痩せが叶う施術です。
破壊した脂肪は再度戻るということはないため、リバウンドしにくい施術として人気があります。
肌のハリやツヤを感じなくなってきた人
肌のハリやツヤは、真皮層内にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が強く関係しています。これらの美容物質は、20歳頃にピークを迎え、徐々に減っていってしまいます。
- コラーゲン……繊維状のたんぱく質(肌の弾力を保つ)
- エラスチン……弾力のある繊維状の成分(コラーゲン同士をつなぐ)
- ヒアルロン酸……網目状になっているコラーゲンの隙間を埋める(保水力に優れている)
40代になると、ピーク時のほぼ半分にまで減ってしまうとされているこれらの成分は、真皮にある線維芽細胞の機能が衰えることで減少します。
紫外線や肌の糖化などの外的要因も重なると、加齢によって減少してしまったコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸がさらに少なくなり、ハリやツヤが失われていくのです。
ハイフは、超音波エネルギーの熱を真皮層に届け、線維芽細胞を刺激します。そうすると、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が生成されやすくなり、肌にハリ、ツヤが復活して若々しい印象を取り戻せます。
ハイフが向いている人
ハイフはさまざまなお悩みに効果があることがわかりましたが、メリットを考えるとどのような方に向いているのでしょうか?
ここからは、ハイフが向いている人についてご紹介します。
メスを使用しない施術を希望している人
メスを使用した手術として「フェイスリフト」がたるみ治療には一般的です。
フェイスリフトは、皮膚を切開して皮膚を筋膜層(SMAS層)上で剥離、その後筋膜を引っ張り、最後に余分な皮膚を切り取り縫合するという方法です。
腫れが2週間ほどは続く手術で、安定するまでに3ヵ月ほどの時間が必要ですが、たるみの原因にしっかりアプローチできます。
しかし、メスを使用した手術に対して、抵抗のある方も多くいらっしゃいます。
ハイフは、メスを使用せずに超音波エネルギーを筋膜層まで届ける施術なので、皮膚表面に傷が残らないため、顔を傷つけたくないと考えている方におすすめの施術です。
ダウンタイムや副作用の少ない施術を受けたい人
前述のように、フェイスリフトのダウンタイムは長く、安定するまでに時間がかかることから、スケジュール調整が難しいという方も。
また、合併症として以下の可能性も挙げられます。
- 顔面神経麻痺
- 傷跡が残る
- 血種
- 唾液ろう
- 感染
- 皮膚の壊死
- 左右差 など
美容医療や美容整形で全く副作用やリスクがないということはありませんが、ハイフの施術はメスを使用する手術に比べれば、ダウンタイムが短いことから仕事や学校の予定を調整しなくても良いことや、万が一トラブルが生じた場合でもすぐに対応できるというメリットがあります。
定期的に施術を受けられる人
ハイフの効果は半年~1年ほどで徐々に消失してしまうといわれています。継続的に効果を実感したい場合は、3~6ヵ月ほどの間隔で定期的に施術を受ける必要があります。
施術の間隔は、個人によって異なるため医師からの提案を考慮する必要がありますが、定期的にクリニックへ通うことになるので、スケジュール調整が難しいと考える方には向いていないケースもあります。
そのため、ハイフの効果を継続的に実感したい方は、交通の便なども考えた通いやすいクリニックを選ぶ必要があります。
ハイフが向いていない人
ハイフはYouTuberやインフルエンサー、芸能人からも人気の施術なので、「受けてみたい」と考えている方も多いですが、誰にでも適応する施術ではないため、注意が必要です。
ここからは、ハイフが向いていない人をご紹介します。
年齢が若い人
10~20代の方が、さらにフェイスラインを引き締めたいという気持ちからハイフの施術を受けたところで、筋膜層がゆるんでいない年齢の方は、ハイフの効果が思ったように感じられないことがあります。
加齢によるたるみの進行度合いには個人差があるため、一概に年齢で判断することも難しいですが、顔の脂肪が気になるなど、たるみ以外の症状であるなら、照射深度を調整するなどの対応が必要となります。
脂肪の量が少ない人
ハイフは皮下脂肪にアプローチする施術でもあります。そのため、皮下脂肪にある程度の厚みがないと、他の組織に影響を及ぼす危険性があるので、施術ができないケースもあります。
お悩みは人それぞれなので、もともと皮下脂肪が少ない方でも、もっとシャープなフェイスラインにしたいと考える方もいらっしゃいます。
しかし、脂肪が少ない部分に施術を行うことで、頬がこけてしまいかえって老けて見える原因となることもあります。
自分の悩みにハイフが適しているのか、適していないならどのような施術で悩みを解決できるのか、よく医師と話し合うようにしましょう。
ハイフ以外の切らない施術
手軽に受けられるハイフの治療ですが、たるみをしっかり改善したい方、反対に、たるみはそこまでひどくなく、美肌になりたい方など、さまざまなお悩みに対して、美容医療の施術があります。
ここからは、ハイフ以外の切らない施術について詳しくご紹介します。
糸リフト
糸リフトは、スレッドリフトとも呼ばれる、特殊な糸を皮膚の下に通してたるみを引き上げる施術です。
コグ(トゲ)のついた糸を皮膚内に挿入することで、土台からたるみを引き上げるとともに、線維芽細胞を活発化させ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促します。
ひきつった感じがしたり、内出血が生じたりすることもありますが、1週間程度で自然に治っていきます。
ヒアルロン酸注射
もともと人間の体内に存在しているヒアルロン酸は、肌組織の水分を保持する役割を担っています。美容医療で使用されるヒアルロン酸は、透明なジェル状の製剤です。
ヒアルロン酸を注入すると、もともと体の中にあるヒアルロン酸と融合して皮膚を膨らませ、シワを改善させることができます。
アレルギー反応なども起こりにくいとされているヒアルロン酸ですが、注入後は少しずつ体内に吸収されていき、元の状態に戻ってしまいます。
LED治療
医療用のLEDは、皮膚の深い部分まで光エネルギーを到達させ、線維芽細胞を活性化させる効果や、ターンオーバーを促進する効果があります。
ニキビ治療やアンチエイジグ、リフトアップに効果があり、皮膚にダメージを与えないので、副作用やダウンタイムもほぼなく、気軽に受けられる治療です。
まとめ
ハイフはさまざまなお悩みに効果を発揮することから、人気の治療ですが、肌の状態によっては他の施術が適しているケースもあるため、医師のカウンセリングで悩みを相談し、肌状態を見極めることが重要です。
たるみといっても原因は1つではないので、ご自身の肌の状態に合わせて提案された施術を検討するようにしましょう。
銀座Mitaクリニックでは、院長が行うカウンセリングで患者様の状態を確認させていただき、オーダーメイドの治療をご提案させていただきます。
ハイフを受けるか迷っているという方へも、丁寧に診療させていただき、最適な治療をご案内いたします。女性院長が、女性特有のお悩みに寄り添ってカウンセリング、診療、アフターケアまで対応させていだだきます。
ハイフを検討している方は、まずは銀座Mitaクリニックのカウンセリングに足を運んでみてくださいね。