美容皮膚科の施術が保険適用じゃないのはなぜ?保険診療可能な疾患を紹介

美容皮膚科 保険適用

疾患などの治療目的ではなく、容姿の改善を目的とする美容皮膚科では、保険が適用されないことがほとんどです。

保険が適用されないとなると、全額自費で支払わなければならないので、その治療費は高額となることが多く、美容皮膚科は高いと感じている方もいらっしゃいます。

この記事では、美容皮膚科が保険適用外な理由と、保険に該当する可能性がある各疾患をご紹介します。

ご自身のお悩みと照らし合わせながら、ぜひ参考にしてみてください。

美容皮膚科が保険適用外なのはなぜ?

美容皮膚科 保険適用

一般皮膚科も美容皮膚科も、皮膚治療を専門とする場所です。ただし、一般皮膚科が「皮膚の病気を治す」のに対して、美容皮膚科は「さらに美しくなることを目指す」ことになります。

健康保険とは、公的医療保険で保証される制度のことで、全国民が加入し、誰もが安心して医療が受けられるようになっています。

健康保険は、以下のようなケースでは適用されません。

  • 美容目的の整形手術
  • 近視の手術
  • 予防注射
  • 先進医療
  • 健康診断
  • 人間ドック など

美容皮膚科で行われる施術は、疾患を治療するものではなく「美容目的の整形手術」にあたることから、保険適用外となるのです。

保険適用される治療は、症状を改善するのみとなりますが、美容皮膚科では理想の肌の状態まで治療が行えます。

保険診療に該当する可能性のある「シミ」

美容皮膚科 保険適用

シミの治療は、美容皮膚科で行うレーザー治療で保険適用外と考える方も多いのですが、シミの種類によっては保険診療可能なケースもあります。

まずは、保険診療に該当する可能性のあるシミをご紹介します。

太田母斑

女性に多いとされる太田母斑は、額、目の周り、頬、耳などの片側にできる青あざの一種です。稀に両側にできることもあります。

生後数日~数週間で出現する早発型と、思春期以降のホルモンバランスが大きく変化する妊娠、出産、閉経の期間に色が濃くなる、新たに出現するなどの遅発型があります。

青紫色や灰紫色のあざですが、褐色が目立つこともあり、茶あざやソバカスと誤診されてしまうこともあります。

一度発生すると自然に消滅することはなく、レーザー治療が効くとされています。

扁平母斑

扁平母斑は、茶あざとも呼ばれる症状です。隆起していない扁平な状態で、数ミリ~数センチの茶色い色素班が顔や手といったさまざまな場所に現れます。

生まれつきある場合や、生後間もなく発生する場合がほとんどですが、稀に思春期以降に発症することもあります。

一見シミと勘違いされてしまうこともありますが、扁平母斑は通常のシミに比べて深い層にメラニンが沈着しているのが特徴です。

レーザー治療が一般的ですが、治療をしても再発してしまうケースがあります。再発する場合は、手術を行うこともあります。

異所性蒙古斑

蒙古斑は、日本人の乳幼児にほぼ100%みられるとされていますが、異所性蒙古斑はお尻、腰、背中以外の部位にできたものをいいます。

蒙古斑は、徐々に消えていくことがほとんどですが、異所性蒙古斑や色が濃いものは消えにくく、治療の対症となります。

自然に消えなかった異所性蒙古斑は、レーザーによって治療が行われます。

外傷性色素沈着

外傷性色素沈着とは、外傷によってできた傷口から異物が混入してしまい、その異物が取り除かれないまま傷口が閉じてしまうことで、皮膚内で色素沈着を起こしている状態です。

転んで砂が入り込んでしまった、鉛筆の芯が刺さってそのまま皮膚の中に入ってしまったなどが挙げられます。

レーザーをメラニン色素に照射することで、色素沈着を改善させます。

保険診療に該当する可能性のある「医療脱毛」

美容皮膚科 保険適用

医療脱毛は、ムダ毛の自己処理を楽にしたい場合や、肌をきれいに見せたい場合は美容目的とみなされ、保険適用外となります。

ここからは、保険診療に該当する可能性のある医療脱毛についてご紹介します。

多毛症

多毛症は、あごや太もも、背中など、局所的に産毛が硬く太い毛に変化してしまう症状です。多毛症には、以下の種類があります。

  • 無性毛型多毛症……男性ホルモンや性別に関係なく体毛が局所的、全体的に異常な程度まで生えてしまう
  • 男性型多毛症……男性ホルモンの影響で、産毛や軟気が太く硬い毛になる

多毛症は、「特発性多毛症」や「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」といった疾患が隠れていることもあり、不妊の原因となることもあります。

治療には薬物療法が用いられます。しかし、効果が表れるまでに時間がかかることや、すでに生えている毛に対処できないことから、医療脱毛がおすすめです。

多毛症による医療脱毛は、医師の診断によって保険適用か、適用不可か判断されます。

脱毛は美容目的と判断されることが多く、自己負担になってしまう可能性もあるので、心配な方は医師の診断を受けるようにしましょう。

保険診療に該当する可能性のある「ほくろ」

美容皮膚科 保険適用

ほくろはチャームポイントとなることもありますが、人によってはコンプレックスに感じることもあり、取りたいという方が多い症状でもあります。

ここからは、保険診療に該当する可能性のあるほくろについてご紹介します。

悪性腫瘍(メラノーマ)

ほくろは、良性のものであれば保険適用外となりますが、以下のような悪性腫瘍(メラノーマ)である場合は、保険診療に該当する可能性があります。

  • ほくろを半分にしたとき左右の形が非対称
  • はっきりした形ではない
  • 色がにじんでいる箇所がある
  • 輪郭がギザギザしている
  • 形、色、大きさが徐々に変化する
  • 黒の色調がムラがある
  • 直径6mm以上

メラノーマは、転移しやすいことや化学療法が効きにくい腫瘍もあることから、早い段階で除去することが推奨されています。

治療は、再発リスクの少ない切開法やくり抜き法で行われることが多く、レーザー治療や電気メスは使用できないケースもあります。

生活に支障をきたしているほくろ

大きなほくろが生活に支障をきたしている場合も、保険が適用されるケースがあります。

  • 顔を洗うときや洋服を着脱するときに邪魔になる
  • 髭を剃るときに出血したり痛みを感じたりする
  • 目元にあることで視界が遮られる

メラノーマではなくても、このように大きなほくろが邪魔になっている場合は、保険適用によって除去できることもあるので、気になるほくろがある方は医師に相談してみましょう。

保険診療に該当する可能性のある「皮膚の症状」

美容皮膚科 保険適用

バリア機能が低下したり、ターンオーバーが乱れたりすると起こる皮膚のさまざまな症状に対して、保険診療で治療を受けられる場合があります。

ここからは、保険診療に該当する可能性のある皮膚の症状についてご紹介します。

蕁麻疹

蕁麻疹は、皮膚の一部が赤く盛り上がってしばらくすると消えてしまうという疾患です。赤み、かゆみを伴いますが、数十分~1日で治まります。

原因ははっきりしないこともありますが、以下のような原因で発症するとされています。

  • 食物
  • 食品添加物
  • 植物
  • 昆虫
  • 感染症
  • 物理的な刺激
  • 発汗
  • 内臓の病気
  • 疲労
  • ストレス など

顔を含めて全身どの部位にも表れる可能性があり、夕方から夜にかけて悪化しやすいことや、いつも決まった時間に出るという方もいます。

原因がはっきりわかっていれば、例えば原因となる食品を避けるなどの対策を取ります。また、治療には抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の内服が有効です。

ニキビ

ニキビは、正しく対処しないと悪化したり、治りが遅くなったりすることでニキビ跡として残ってしまうことがあります。

炎症が酷くなっていない初期のニキビであれば、市販薬を使用して治すこともできますが、皮膚科の診療を受けたほうが、それぞれの肌の状態やニキビの状態に合った治療が行えます。

ニキビの原因は「毛穴の詰まり」「皮脂の過剰分泌」「アクネ菌の増殖」です。症状や進行の度合いによって必要なケアは異なります。

保険適用のニキビ治療は、外用薬や内服薬、保湿剤などを使用して、今あるニキビを治すことを目的として行われます。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、かゆみが生じる湿疹が主な症状となる皮膚の病気です。良くなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴で、6ヵ月以上(乳幼児は2ヵ月以上)続くと慢性と診断されます。

強いかゆみによって、眠れないこともあるほどで「皮膚バリア機能異常」「アレルギー炎症」「かゆみ」の要素が互いに関連して発症しています。

アトピー性皮膚炎は、以下のような要因で悪化する可能性があると考えられています。

  • 季節の変化
  • 生活環境
  • ペット
  • 汚れ
  • ストレス
  • 体調不良 など

治療は、スキンケア、薬物療法、環境整備を中心に行われ、症状の緩和や改善を目標とします。

やけど(熱傷)

やけど(熱傷)は、熱によって皮膚や粘膜に障害が起こることで、熱湯や油、炊飯器からの水蒸気、アイロンなどが原因となります。

高温のものは短時間触れていてもやけどになり、低温のものはその場でやけどすることはなくても、長時間接触していることでも低温熱傷となる恐れがあります。

やけどの重傷度は、範囲や部位、深さ、患者さんの年齢などから総合的に判断されます。

浅いやけどの場合は、外用薬が処方されますが、深いやけどの場合は後遺症が残る可能性が高くなることから、皮膚を移植する手術などが行われることもあります。

まとめ

美容皮膚科で行われる治療は、疾患などの治療を目的とするだけではなく、より外見を美しく見せるよう行われることから、保険適用とならないことがほとんどです。

今回ご紹介した、保険適用に該当する可能性がある症状についても、保険適用内で治療をするよりも、自由診療でより効果的な治療を選択する方もいらっしゃいます。

銀座Mitaクリニックでは、美容皮膚科としてだけではなく、一般皮膚科、形成外科の治療も行っているため、さまざまな視点から患者様にピッタリの治療をご提案させていただきます。

保険適応内で治療をしたい方も、より美しい肌を目指す方も、ぜひ一度銀座Mitaクリニックまでご相談ください。

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