小陰唇縮小術は必要?肥大する原因は?チェックリストや一般的な手順も紹介

小陰唇 縮小

「ビラビラが人より大きい気がする」「左右の大きさの違いが気になる」「自分だけがこんな形なのでは?」など、デリケートゾーンに関するお悩みを抱えている方も少なくありません。

小陰唇、いわゆる女性器のビラビラの大きさには個人差があります。病気ではないものの、不快な症状に悩まされたり、コンプレックスを感じたりする場合は、小陰唇縮小術で簡単にお悩みを解消することが可能です。

この記事では、小陰唇縮小術の基礎知識と一般的な手術の手順などについてご紹介します。小陰唇縮小術に興味がある方や、小陰唇の大きさにお悩みの方はぜひ最後まで読んでみてください。

小陰唇縮小術とは

小陰唇 縮小

冒頭でもご紹介した通り、小陰唇の形は個人差が大きいですが、実際のところ自分の小陰唇が大き過ぎるのかどうかはわからないものです。

そのため、痛みやかゆみなどで不便を感じていたとしても、ご自身にとってはそれが日常のことなので、我慢している方も多くいらっしゃいます。

とはいえ、小陰唇は女性器の外見を印象づけるパーツでもあります。大人の女性であれば、大切なパートナーに見せるもうひとつの顔といっても過言ではありません。

そんな小陰唇のお悩みを解消できる「小陰唇縮小術」とはどのような施術なのか、小陰唇が肥大する原因などとともにご紹介します。

小陰唇とは

そもそも小陰唇とは、女性器の両脇のふっくらとした部分(大陰唇)の内側にある、左右一対のヒダ状の皮膚のことです。尿道や膣内に雑菌が入らないよう、フタをする役割を担っています。

小陰唇は、女性ホルモンの影響により、思春期以降に大きく厚くなっていきます。一般的には20歳頃までに完成されるのですが、さまざまな原因で大きく肥大したり、形がいびつになったりすることもあるのです。

小陰唇が肥大する原因とは

小陰唇の大きさは、遺伝によってある程度決まっているといわれているため、小陰唇肥大の原因も背の高さや手の大きさなどと同様、ほとんどが遺伝的なものであるといえます。

しかし小陰唇の肥大は、生まれつきの遺伝によるもの以外にも、以下のような原因が考えられます。

  • 炎症やムレによるもの
  • 思春期や妊娠・出産によるホルモンバランスの影響
  • 女性器の老化

遺伝的な原因以外でもっとも多いといわれているのが、アトピー性皮膚炎などによる炎症やカンジダ膣炎、怪我などで慢性的な炎症を繰り返したことによって小陰唇が肥大するケースです。この場合、デリケートーゾーンの黒ずみや色素の脱落も同時に起こることがあります。

また、ナプキンやおりものシートでムレてかゆみが生じ、掻きむしってしまった場合も、肥大の原因となる可能性があります。

女性には思春期や妊娠出産、更年期など、生涯のうちホルモンバランスが大きく変化するタイミングというものがあり、その影響を受けて大きくなったり垂れ下がったりすることもあるでしょう。

年齢を重ねると皮膚のコラーゲンが減少し、ハリが失われて柔軟性や支持力も弱まるため、これまで気にならなかった小陰唇の形や大きさが急に気になり出すこともよくあります。

小陰唇の大きさや形は人それぞれ

小陰唇の大きさは、何cm以上あると小陰唇肥大といった明確な定義はありません。しかし、足を閉じて立った状態のときに大陰唇からはみ出していたり、小陰唇を引っ張ったときの大きさが4cm以上あったりなどの場合は、大きめだと考えられます。

小陰唇が大きいと下着で擦れたときや自転車に乗ったときに痛みを感じたり、大陰唇と小陰唇の間に恥垢が溜まってニオイが気になったりすることもあります。

炎症の原因となる可能性もあるので、以下のチェックリストにひとつでも当てはまる場合は、婦人科形成を取り扱っているクリニックへ相談に行ってみるとよいでしょう。

□ 面積の小さい下着だと小陰唇がはみ出してしまう

□ 水着を着るとデリケートゾーンのふくらみが目立つ

□ 性行為のときに小陰唇が引き込まれて痛むことがある

□ 左右の大きさが明らかに違う

□ パートナーから小陰唇の大きさを指摘された経験がある

□ 出産や加齢などで以前よりも明らかに大きくなっていると感じる

小陰唇の大きさは、他の人と比べたり自身の症状を把握したりすることが難しいパーツです。

上記のチェックポイントの他にも、両方の小陰唇を指でピッタリとくっつけてそのまま軽くつまみながら引っ張ってパッと指を離したとき、小陰唇がくっついたままになっている場合も、小陰唇が大きい可能性があります。

ただし、これらはあくまでも簡易的なチェック方法です。上記に当てはまらなくても「やっぱり小陰唇の大きさが気になる」という場合は、婦人科形成を取り扱うクリニックへ相談してみましょう。

小陰唇縮小術は女性器のお悩みを解消する手術

女性器のお悩みは黒ずみや左右差、膣のゆるみや乾燥感、入浴後のお湯漏れなどさまざまですが、小陰唇の大きさに関するものがもっとも多いです。

しかしその反面、なかなか人に相談できないことから、ひとりでお悩みの方も多いのが実情です。小陰唇縮小術は、以下のような効果があるため、デリケートなお悩みを簡単に解消することができます。

  • 小陰唇の形が美しく自然な形に整う
  • 黒ずみが解消されて色がベビーピンクになる
  • 雑菌が繁殖しにくくなり、ニオイも改善される
  • 小陰唇のサイズが小さくなり、ハリがアップする
  • 尿が小陰唇につく嫌な感覚がなくなる
  • 性行為のときの痛みが解消される

小陰唇縮小術では、小陰唇の余分な部分にメスを入れて切り取り、違和感のないように縫合することで形や大きさを整えます。外科的にアプローチするため、これまで小陰唇の肥大が原因で起こっていたお悩みは改善されるでしょう。

ただ、小陰唇肥大でクリニックを受診される方の中には、小陰唇ではなく副皮(小陰唇と大陰唇の間にあるヒダ状の皮膚)が肥大しているケースもあります。そのような場合は、副皮の余分な部分を切除する手術が必要です。

なお、副皮縮小術は小陰唇縮小術と同時に受けると効果的な場合もあるので、医師に相談して適切な治療を受けるようにしましょう。

小陰唇縮小術の一般的な手順

小陰唇 縮小

小陰唇縮小術は、メスを使用する外科的手術ですが、日帰りでの治療となることがほとんどです。体への負担も少なく、術中も麻酔をするので痛みを感じることはありません。

小陰唇肥大の治療は、以下のような手順で進めていきます。

1:カウンセリング

小陰唇をどのくらい小さくしたいのか、デザインの希望などについて医師やカウンセラーと相談します。疑問や不安がある場合は、必ず全て解決するまで話をしてください。

また、小陰唇縮小術はメスを使用するため、既往歴やアレルギーの有無などについての問診も行います。妊娠中や授乳中、重度の疾患や感染症、麻酔薬のアレルギーがある方は、手術が受けられない場合もあるので注意が必要です。

クリニックによっては、症例写真を見せてくれるところもあるので、仕上がりはどうなるのか知りたい方は、聞いてみましょう。人目が気になる方は、完全個室のカウンセリング室を完備しているクリニックを選ぶのがおすすめです。

2:デザイン

カウンセリングで手術を受けると決めたら、婦人科の疾患がないことを確認してから仕上がりのデザイン、手術日を決定します。

クリトリス包皮や大陰唇などとのバランスも考慮し、医師と相談しながら、肥大した小陰唇が自然な形になるように切除する部分を決めていきます。

クリニックによっては料金を支払う場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。

3:小陰唇を切除

手術当日は、シャワーまたは入浴を済ませてから来院し、医師とデザインの最終確認などを行います。手術前に表面麻酔や局所麻酔を施しますが、クリニックによっては笑気麻酔や静脈麻酔を使用する場合もあります。

麻酔が効いていることを確認したら、いよいよ小陰唇の切除開始です。メスや電気メスで余分な部分を切開したら、デザイン通りの形になるように皮膚を調整します。切除方法はクリニックによって異なるので、気になる方は手術前に質問してみるとよいでしょう。

手術時間は、30分〜1時間で終わることがほとんどです。出血もほとんどなく切除できます。

4:縫合

切開した箇所を専用の糸で縫合していきます。糸で縫う方法の他に、医療用ボンドを併用する方法などクリニックによって縫合方法はさまざまです。

通常、小陰唇縮小術では1週間後に抜糸を行いますが、吸収糸や医療用ボンドを使用した場合などは、抜糸の必要がありません。

5:アフターケア

術後1〜2週間ほどすると、痛みや腫れ、内出血などの症状が落ち着いてきます。術後の患部の具合やクリニックの方針によっては、経過観察のために1〜3回ほどの通院が必要になる場合もあるでしょう。

術後の痛みを緩和できる麻酔や痛み止めを処方してくれるクリニックもあるので、アフターケアの範囲を事前に確認しておくと安心です。

シャワーや入浴、運動の開始などの注意点についても、医師の指示に従って過ごすようにしましょう。

まとめ

女性器に関するお悩みは、仲の良い友達同士でもなかなか相談することがないため、ひとりで抱え込んでいる方も少なくありません。

小陰唇縮小術は、肥大した小陰唇の形をバランスよく整えたり、小さくしたりする手術です。

痛みやかゆみを感じたり、擦れて出血したりなど、小陰唇の肥大は日常生活に支障を来たす場合もあるので、気になる方は早めに医師に相談してみましょう。

銀座Mitaクリニック」では、婦人科系の診療を数多く行ってきた女性院長が自ら患者様のお悩みをお伺いし、一人ひとりに最適なオーダーメイドの治療をご提案いたしております。アフターケアも院長が直接対応するので、術後に心配な症状が現れたときも安心です。

また、全個室での診療を行っているため、女性特有のお悩みである小陰唇肥大についても気軽にお話しいただけます。小陰唇縮小術に興味のある方は、ぜひ一度「銀座Mitaクリニック」までご相談ください。

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