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ザガーロの効果まとめ~期間や飲み方~

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ザガーロは、2016年6月に発売された新しいAGA治療薬です。プロペシアの3倍の効果という研究結果も出ており、気になっている方も多いと思います。

ザガーロの効果について、「どのくらいの効果がある?」「どのくらいの期間で効果が出る?」「M字や生え際にも効果はある?」といった疑問にお答えします。

ザガーロの効果を3つのポイントに絞って解説

ザガーロ

以下3つのポイントに絞り、詳しく解説していきます。

  • 効果はAGAの進行遅延に限らない
  • Ⅱ型だけでなくⅠ型の5α-リダクターゼにも作用する
  • プロペシアの約3倍の効果

効果はAGAの進行遅延に限らない

ザガーロの効果はAGAの進行遅延やAGAの予防だけに限られません。ザガーロ同様5α-リダクターゼに作用する薬としてプロペシアがありますが、プロペシアの効果は「AGAの進行遅延」であり、発毛を期待する薬ではありません。
以下の画像はプロペシアの添付文書から【効能・効果】の部分を抜粋した物です。ご覧のとおり、「男性における男性型脱毛症の進行遅延と書かれています。

プロペシア添付文書の効果・効能部分を抜粋した画像出典:プロペシア添付文書

一方で、以下の画像はザガーロの添付文書から【効能・効果】の部分を抜粋した物です。ご覧のとおり、「男性における男性型脱毛症」とだけ書かれており、進行遅延とは書かれていません。これはつまり、「AGAの進行遅延に限らない」という意味が含まれているということです。

ザガーロ添付文書の効果・効能部分を抜粋した画像出典:ザガーロ添付文書

ただし、ミノキシジルのように明確に発毛効果を謳っているわけではありません。今よりも増やしたい・発毛したいという場合はミノキシジルの併用は行った方がよいでしょう。

Ⅱ型だけでなくⅠ型の5α-リダクターゼにも作用する

ザガーロもプロペシアも5α-リダクターゼに作用する薬ですが、5α-リダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2つがあります。Ⅰ型は主に側頭部や後頭部、Ⅱ型は主に前頭部や頭頂部に多く存在しています。
プロペシアがⅡ型の5α-リダクターゼにのみ作用するのに対し、ザガーロはⅠ型Ⅱ型どちらにも作用します。

プロペシアの約3倍の効果

皮膚科学会が行った第Ⅱ相臨床試験によると、ザガーロは「Ⅱ型の5α-リダクターゼを阻害する作用がプロペシアの3倍ある」と報告されています。
Ⅰ型Ⅱ型の両方に作用することに加え、Ⅱ型への作用もプロペシアよりも強いということです。

ザガーロの効果が出るまでの期間

カレンダーの画像

ここではザガーロの効果について、

  • 服用を始めてどのくらいで効果が出るのか
  • 効果はどのくらい続くのか

を説明します。

どのくらいで効果が出る?

ザガーロに限らず、AGA治療薬は服用を開始してすぐに薄毛が治るものではありません。効果を実感するまで最低6ヶ月は様子を見るようにしましょう。以下の画像はザガーロの添付文書の【用法・用量に関連する使用上の注意】を抜粋したものです。

ザガーロ添付文書の用法・用量に関連する使用上の注意を抜粋した画像出典:ザガーロ添付文書

ご覧のとおり、「本剤を6ヶ月以上投与しても男性型脱毛症の改善がみられない場合には投薬を注意すること。」とあります。これはつまり、「6ヶ月間は服用を続けて様子を見てくださいね」という意味と捉えることができます。
鎮痛剤など服用して数分で効果が出る薬もありますが、ではなぜザガーロを含むAGA治療薬は効果を実感するまでに数ヶ月も要するのか?
これにはヘアサイクル(毛周期)が関係してきます。
人の髪の毛は、「成長期」→「退行期」→「休止期」という3つの期間を繰り返します。これをヘアサイクル(毛周期)と呼びます。成長期は2~6年間あり、その間に髪は太く長く成長します。
そして成長が終わり退行期に入り、休止期を迎えて髪の毛は抜け落ちます。髪が抜けた毛根は再び成長期に入り、新しい毛が太く長く成長をします。
以下の画像はヘアサイクルをイラストで表したものです。

ヘアサイクルについて説明するイラスト画像│髪の毛は「成長期(約2~6年)」→「退行期(約2週間)」→「休止期(約3~4ヶ月)」を1回のサイクルとし、繰り返す。

AGAが発症すると、通常は2~6年の成長期が数ヶ月~1年程度と大幅に短くなります。その結果、AGAの人の髪の毛は十分な太さ・長さに成長する前に抜け落ちてしまいます。
生えている髪の毛は細く短い軟毛が多くなり、頭皮が透ける、ボリュームがなくなるといった状態になります。

AGAが発症している時と正常時の、ヘアサイクルの期間の違いを説明した画像。│AGAが発症している場合、成長期が数ヶ月~1年と大幅に短くなる。

髪の毛が成長する速度は1日約0.4mmです。つまり、髪の毛が成長するには日数が必要でり、薬の効果が出たとしても、それが実感できるくらいまで生えるには時間がかかるというわけです。

薬の効果が出ているかどうかですが、自分では変化に気づきにくく、把握することは簡単ではありません。AGA治療の専門クリニックでは定期的に頭髪の状態を写真に撮影し、画像で比較することで効果を客観的に確認することが出来ます。ザガーロは皮膚科でも処方しているところがありますが、できれば専門クリニックで処方を受け、効果測定を行った方が良いでしょう。

効果はどのくらい続く?

ザガーロに限らず、AGA治療薬の効果が表れるのは服用している期間だけです。AGAを完治させる治療ではありませんので、発毛したとしても服用を中止すればまだ薄毛の状態に戻ります。
ただし、例えば1日薬を飲み忘れたからといってすぐに効果がなくなるという訳でもありません。ザガーロは口径投与し、肝臓で代謝され血液を通して成分が全身に運ばれます。
以下の画像はザガーロの添付文書の【使用上の注意】を抜粋したものです。

ザガーロ添付文書の使用上の注意を抜粋した画像出典:ザガーロ添付文書

ご覧のとおり、「半減期は約3~5週間である」と書かれています。つまり、血液内のザガーロの成分(デュタステリド)が短期間で減少するわけではありません。
ただし、血中濃度が減少するということは作用も低くなるということですので、大切なのは1日1回、毎日同じタイミングで服用し、一定の血中濃度を保つことです。

M字ハゲや生え際にも効果はある?

M字ハゲの画像

M字や生え際は人の目に触れやすくとても目立つ部分です。そのため「なんとかしたい」と悩んでいる人は多いと思います。ザガーロはM字や生え際には効果がないということはありません。しかし、M字や生え際は、頭頂部と比べると薬による効果が出にくい部分です。
ここでは、M字や生え際の発毛が難しい理由と、M字や生え際にも効果的な方法を解説します。

栄養が届きにくい部分

M字や生え際は毛細結果の量が少ない部分です。前述したとおり、ザガーロは肝臓で代謝され、血液を通って全身に運ばれます。血管が少ないということは、それだけ成分が運ばれる量が限られてしまうということです。
一方で頭頂部はM字や生え際と比較して血管が多く、薬による効果が比較的出やすい部分です。

DHT(ジヒドロテストステロン)の分泌量が多い

M字や生え際の発毛が難しいもう一つの理由が、DHT(ジヒドロテストステロン)の分泌量が多いことです。DHTはAGAの原因物質とも言われるもので、髪の毛のヘアサイクルを乱し、脱毛の信号を送る厄介な存在です。
ザガーロやプロペシアはDHTの発生を抑制する薬ですが、完全に発生を防ぐわけではありません。これがM字や生え際の発毛が難しいもう一つの理由です。

ただし、前述したとおりザガーロはプロペシアよりもDHTの発生を抑制する効果が高い薬です。プロペシアをしばらく服用して満足いく効果が得られない場合、医師に相談のうえザガーロに切り替えることで変化が出る可能性はあります。

育毛メソセラピーを併用する

M字や生え際は血管が少なく、薬の成分が届きにくい部分です。同時に髪の成長に必要な栄養素も届きにくいと言えます。それならば外部から発毛成分を届けてしまおうというものが育毛メソセラピーです。
育毛メソセラピーは注射器、または針を使わない機械を使って薬剤を頭皮内部に注入・浸透させます。薬剤に含まれる成分は施術するクリニックによって多少の違いがありますが、主に以下の2つです。

  • ミノキシジル
  • 発毛成長因子

発毛効果のあるミノキシジルには内服するタブレットタイプもありますが、ザガーロ同様肝臓で代謝され血液を通じて伝達されるものですので、血管が少ないM字や生え際には届きにくいです。そこで育毛メソセラピーで直接毛母細胞に届けてあげるのです。
また、発毛成長因子は毛母細胞の細胞分裂を活性化させます。髪の毛は細胞分裂によって成長します。成長因子によって細胞分裂を促してあげるという仕組みです。
育毛メソセラピーは費用が高額ですが、M字や生え際が気になる人にはおすすめの治療です。

ザガーロの副作用

副作用

ザガーロはプロペシアよりも高い効果が期待できますが、その分副作用のリスクも高い薬です。ここではザガーロの副作用について説明します。

副作用のリスクはプロペシアよりも高い

ザガーロの副作用リスクはプロペシアよりも高いです。以下はプロペシアとザガーロの副作用発生件数を比較した表です。

  評価対象 副作用報告数(率)
プロペシア 276例 11例(4.0%)
ザガーロ 557例 95例(17.1%)

ザガーロの主な副作用

報告例の多いザガーロの主な副作用3つとその報告数は以下のとおりです。

  • ED(勃起不全)…24例(4.3%)
  • リビドー減退(性欲減退)…22例(3.9%)
  • 精液量減少…7例(1.3%)

副作用の症例としてはプロペシアと似ていますが、いずれも件数はプロペシアよりも多いです。以下は主な副作用が報告された確率を比較した表です。

主な副作用 ザガーロ プロペシア
ED(勃起不全) 4.3% 0.7%
リビドー減退(性欲減退) 3.9% 1.1%
精液量減少 1.3% 1.0%未満

重大な副作用として肝機能障害がある

ザガーロの添付文書には、「重大な副作用」として以下が記載されています。

肝機能障害、黄疸(頻度不明注1)):AST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビンの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

注1)自発報告又は海外のみで認められている副作用については頻度不明とした。

出典:ザガーロ添付文書

重大な副作用と言われると怖いですが、これは肝臓で代謝する内服薬であるための副作用です。プロペシアの添付文書にも、「頻度不明のその他の副作用」として、「AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇」と記載があります。
勿論、楽観して良い副作用でないことは間違いありません。肝機能の数値は血液検査で調べることができます。ザガーロを処方しているクリニックでは血液検査も行っていますので、ザガーロを処方してもらう際には定期的に血液検査を受け、医師の診察を受けることをおすすめします。

ザガーロの副作用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

まとめ

以上、ザガーロの効果についてまとめました。プロペシアよりも高い効果が期待できる薬ですが、その分副作用のリスクが高い薬です。
また、服用を中止してからの血中濃度の半減期が長いこともプロペシアとの違いです。プロペシアの場合、服用中止からおよそ1ヶ月で血中濃度がゼロになりますが、ザガーロは6ヶ月です。プロペシアやザガーロを服用中は献血をしてはいけませんが、献血をする場合プロペシアは休薬から1ヶ月以上、ザガーロは6ヶ月以上の期間を空ける必要があります。

現在プロペシアを服用中で満足いく効果を得られているのであれば、ザガーロに切り替える必要はありません。また、これからAGA治療を始めるという方も、まずはプロペシアから始めることをおすすめします。プロペシアで満足のいく効果が得られていない方は、医師に相談の上で切り替えを検討すると良いでしょう。

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石水 朋哉

「AGA情報局」編集長。AGA治療に関するお役立ち情報をお届けします。

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