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ハゲ治療の基本まとめ(治療法、どこで受けるか、費用、期間)

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ひと昔前と違い、ハゲは治療することができます。治療と聞くと「大変そう」「お金がかかりそう」と思うかもしれません。しかし実際は「1日1回薬を飲むだけ」で、「月3,000円程度」から治療ができます。

ハゲの原因はAGA(男性型脱毛症)です。薬による治療は「AGA治療」と言われます。ハゲ対策には育毛剤や育毛サロンなど、昔から様々な方法がありますが、このAGA治療がそういった方法とハッキリ違うのは「医療行為である」という点です。

育毛剤や育毛サロンは効果に懐疑的な点がありますが、医療行為であるAGA治療は臨床試験によって確かな効果が確認されています。

ここでは、AGA治療がどのようなものかよくわからないという人向けに、

  • ハゲの原因であるAGAとはなにか
  • AGA治療に使用する薬の効果と副作用
  • AGA治療はどこで受けることが出来るか
  • 費用はどの程度必要か
  • 治療期間や効果が出る期間はどのくらいか

といった基本的な情報をわかりやすく説明します。

ハゲの原因はAGA(男性型脱毛症)

薄毛の原因

男性の薄毛を俗に「ハゲ」と呼びますが、その原因は主にAGA(男性型脱毛症)です。薄毛の悩みを持っている日本の成人男性は1,260万人と言われ、その内9割はこのAGAが原因です。

現在では治療法も確立され、AGAは治療することができます。ここでは、AGAでハゲになる仕組みについて詳しく説明します。

AGA(男性型脱毛症)とは

AGAは20~50代の成人男性によくみられる脱毛症で、前頭部や頭頂部の髪が一定のパターンで薄くなっていく特徴があります。主に遺伝や男性ホルモンが関係していると言われています。

AGAは進行性の症状で、治療をせずに放置すると、やがて毛根が閉じてツルツルのハゲ頭になり、治療でも発毛させることが困難になります。そのため、AGAに気づいたら1日でも早く治療を受けることが重要です。

薄毛になる仕組み

人の髪の毛の本数は生まれた時から決まっていて、一本の髪の毛は成長期→退行期→休止期を繰り返します。これをヘアサイクル(毛周期)と言います。

ヘアサイクル

正常なヘアサイクルでは成長期は2~6年間あり、その間に髪は太く長く成長します。しかし、AGAを発症するとヘアサイクルが乱れ、成長期が数ヶ月~1年と大幅に短くなります。そのため、生えている髪は細く短いうぶ毛が多くなり、髪の密度が減って地肌が目立つようになるのです。

AGAのヘアサイクル比較

髪が成長しない原因は男性ホルモンDHTにあり

AGAを発症するとヘアサイクルが乱れると説明しました。では、何が原因でヘアサイクルに乱れが生じているのかと言うと、原因は男性ホルモンの一種「DHT(ジヒドロテストステロン)」にあります。

男性ホルモンは、ヒゲや体毛、筋肉など男性らしい体格や性格を形成するのに大事な要素です。男性ホルモンはテストステロンが95%を占めています。そのテストステロンが還元酵素5α-リダクターゼと結びついて生成されるのがDHTです。

DHTは毛母細胞内の男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)と結合して、TGF-βという脱毛因子を生成します。髪が成長途中でも、TGF-βが毛乳頭に脱毛信号を出して、髪が抜けるように指令を出します。その結果、髪の成長期間が短くなり、ヘアサイクルに乱れが生じるのです。

DHTの作用説明

ちなみにAGAの人でも後頭部や側頭部がフサフサな理由ですが、これはその部分に男性ホルモン受容体がないからです。DHTの影響を受けることなく髪が成長できるため、薄毛にならないのです。

AGAが発症すると40歳手前でツルツル頭になる

一本の髪は一生のうちに40~50回のヘアサイクルを繰り返すと言われています。2年間で1周するとしても、80年~100年は髪が残る計算です。

しかし、AGAを発症してヘアサイクル短くなれば、早ければ40歳手前でヘアサイクルは終了し、毛根が閉じたツルツルのハゲ頭になります。そのため、AGAが発症したら1日も早くAGA治療を行う必要があるのです。

AGAは薬で治療できる

薬

AGAは薬による治療が可能です。代表的なAGA治療薬としてはプロペシアがあります。プロペシアは世界60カ国以上で承認されており、日本では2005年に承認され、AGA治療が受けられるようになりました。

プロペシア以外にもザガーロやミノキシジルといった治療薬があり、患者のAGAの進行具合によって治療に薦められる薬が異なります。

ここでは、AGA治療に使われる主な薬の種類と効果について説明します。

主なAGA治療薬の種類と効果

基本的な治療薬は5種類あり、大きく分けて「AGAの進行遅延をする薬」と「発毛薬」の2つに分類されます。ここでは分類別に薬の種類と効果を説明します。

AGAの進行遅延をする薬

現状維持やAGAの予防を目的とした薬

  • プロペシア
  • フィナステリド(プロペシアの後発品)
  • ザガーロ

これらの薬の共通点は、前頭部や頭頂部の毛乳頭に多く存在する、Ⅱ型5α-リダクターゼの働きを妨げる作用があることです。この作用によって、AGAの原因物質であるDHTの生成が阻害され、薄毛の進行がストップします。

ザガーロはさらに、Ⅱ型だけでなくⅠ型に対しても効果があります。そのため、プロペシア(フィナステリド)よりDHTの生成を阻害する作用が強力です。プロペシアやフィナステリドであまり効果を感じられなかった人がザガーロに変更して、効果を実感できたという例も多くあります。また、ザガーロにはAGAの進行遅延をするだけでなく、発毛効果も期待できることで注目されています。

  プロペシア フィナステリド ザガーロ
AGAに対する効果
発毛効果 × ×
価格(1ヶ月分) 7,000円(28錠) 6,000円(28錠) 8,000~10,000円(30錠)

※価格は目安です

「AGAの進行の遅延」をする薬は、この3つの中から1つ選んで服用する形になります。AGAの進行具合や、自分の希望に合わせて医師と相談して決めます。

プロペシアやザガーロの効果など、詳しい説明は以下の記事をご覧ください。

発毛薬

今よりも増やす、発毛するための薬

  • ミノキシジルタブレット
  • ミノキシジル外用薬

ミノキシジルは血管拡張効果で血行を良くし、髪の成長に必要な栄養を届けやすくする効果があります。また、毛包に直接作用して髪を太く長く成長させる効果もあります。

ミノキシジルは2タイプありますが、体内で代謝されるタブレットの方が薬の吸収率がよく、高い発毛効果を得られます。そのため、治療では一般的にタブレットタイプが優先して使われます。

外用薬はタブレットに比べて効果は弱めですが、タブレットと併用すると発毛を早くすることができます。外用薬はドラッグストアでも販売しており、有名なものではリアップがあります。ただし、市販品より専門クリニックで処方している外用薬の方が、より高い効果を期待できます。

  ミノキシジルタブレット ミノキシジル外用薬
発毛効果
価格(1ヶ月分) 10,000円 10,000~13,000円
ドラッグストアの価格(1ヶ月分) 取扱いなし 7,000円

※価格は目安です

ミノキシジルの効果など、詳しい説明は以下の記事をご覧ください。

AGA治療薬の副作用について

AGA治療薬は医薬品である以上、副作用があります。主な副作用は以下の通りです。

プロペシア、フィナステリド、ザガーロ

  • 「リビドー減退(性欲減退)」
  • 「ED(勃起不全)」
  • 肝臓への影響(内服薬全般)

ミノキシジルタブレット

  • 初期脱毛
  • 体毛が濃くなる
  • 顔や足のむくみ
  • 低血圧
  • 動悸
  • めまい・立ちくらみ
  • 肝臓への影響(内服薬全般)

ミノキシジル外用薬

  • 頭皮のかゆみ、かぶれ

副作用が起きることはほとんどありませんが、用法用量を誤ると発症リスクはあがります。薬を処方してもらう時は必ず医師の指示が入りますので、その指示に従って服用するように心がけましょう。

AGA治療薬の副作用の種類や発症率の数値について、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらの記事も参考にしてください。↓

専門クリニック、またはAGA外来で治療できる

診察

AGA治療は「AGA治療専門クリニック」と「AGA外来を行っている病院」で治療を受けることができます。

ただし、「費用」や「処方している治療薬」に違いがあります。結論から言えば、AGA治療は「AGA治療の専門クリニック」で受けることをおすすめします。ここでは、専門クリニックとAGA外来の違いについて説明します。

専門クリニックとAGA外来の違い

専門クリニックとAGA外来では、治療の豊富さ、治療費、検査やサポートなど、様々な点で異なります。

最も注目すべき点は、発毛治療が受けられるかどうかです。専門クリニックではミノキシジルの処方を行っており、育毛メソセラピー(後述します)などの効果的な発毛治療が受けられます。それに対し、AGA外来の治療はプロペシアなどのAGAの進行遅延をする薬のみの処方になり、発毛は期待できません。

また、治療費や検査、サポートなどの面でも、専門クリニックの方が優れています。専門クリニックとAGA外来の違いを以下にまとめましたので参考にしてください。

  専門クリニック AGA外来
費用 月15,000円前後(ミノキシジル処方あり) 月10,000~15,000円(ミノキシジル処方なし)
発毛効果 ミノキシジル、育毛メソセラピーなどの治療でほぼ100%発毛できる ミノキシジルの処方がなく発毛は期待できない
診察料 初診料のみ。2回目以降は薬代に含まれるので無料(クリニックによっては初診料無料キャンペーンを行っているところも多い) 初診料3,000円、再診費用1,000円が相場。処方箋料がかかる場合がある。薬代は別途必要
診察、経過観察 通院の度に問診あり。また、頭髪の写真撮影を行い発毛の経過を確認できる 受付で薬をもらうだけで診察や経過観察はほとんどない
検査 血液検査など薬による体調の変化をチェックしてくれる 検査自体行っていないところが多い
通院のしやすさ クリニックが遠くにあると通院に時間がかかるが、最近は通院不要のクリニックもある 近くにあることが多く通いやすい
利便性 土日祝日や夜間も診療している。完全予約制なので待つことなく治療が受けられる 土曜は午前のみ、日曜休診が多く、AGA以外の患者で混雑しており長時間待たされる

治療を受けるなら専門クリニックがおすすめ

上記の比較を見てお分かりだと思いますが、ほぼ全てにおいて優れている専門クリニックで治療を受けることをおすすめします。特に、専門クリニックでは発毛治療が受けられることが大きな理由です。

治療費は月3,000円程度から

医療費

AGA治療は保険の効かない自由診療です。価格はクリニックによって自由に設定することができます。そのため価格競争も激しくなり、安いところでは月3,000円程度で治療が受けられるクリニックも存在します。

ここでは、AGA治療の費用について説明します。

治療は保険が適用されない自由診療

AGA治療は、保険が適用されない自由診療になるため、治療費は全額自己負担になります。健康保険は一般的に、健康や命に関わるような病気やけがなどの治療に適用されます。

AGAは病気と言われていますが、健康や生命に影響を与える症状ではないため、健康保険が適用されないことになります。

専門クリニックによって治療費はバラバラ

自由診療のため、薬の価格や診察費はクリニックで自由に決めることができます。その結果価格競争が生まれ、安いクリニックと高いクリニックでは1ヶ月の治療費が1万円以上違うこともあります。

特に、オリジナル治療薬を処方している専門クリニックでは価格差が大きいです。AGA外来の病院ではオリジナルの治療薬ではなく、製薬会社の薬を処方しているため大きな価格差はありませんが、それでも数千円の違いが出ることがあります。

発毛したいなら月15,000円程度必要

発毛がしたい場合は、月15,000円程度の治療費が必要になります。AGA治療自体は月3,000円から受けることができますが、これはフィナステリドのみの価格です。フィナステリドはAGAの進行遅延をする薬であり、これ以上髪を減らさないことを目的とした薬です。現状より髪を増やしたい場合にはさらに、ミノキシジルを服用する必要があります。

ミノキシジルは専門クリニックでのみ処方を行っていますが、単体で処方することはほとんどありません。ミノキシジル単体では発毛が難しいからです。そのため、医師はプロペシア(orザガーロ)+ミノキシジルを推奨しています。

この形で治療を行うことが一般的であるため、専門クリニックでは「フィナステリド+ミノキシジル」をセットにして、独自のオリジナル治療薬として処方をしています。このオリジナル治療薬の価格が、およそ月15,000円程度になります。

AGAの治療費について詳しくは以下のリンク先をご覧ください。

AGAの治療期間は最低1年

カレンダー

AGA治療の期間ですが、最低でも1年間は継続が必要です。早ければ3ヶ月程度で発毛効果を実感できますが、しっかりと増やすには長い時間が必要になります。

ここではAGA治療の期間について、時間がかかる理由や短期間で発毛する方法について説明します。

効果は最短3ヶ月で実感できる

治療を開始してから効果を実感するまで、最短で3ヶ月ほどになります。一般的には4~6ヶ月ほどで効果を実感できます。

年齢が若く、AGAの発症から早い段階で治療を始めた人ほど、治療の効果が早く出る傾向にあります。一方、AGAを長年放置して年齢を重ねるほど、効果が出るまでに時間がかかります。そのため、AGAを発症したら1日でも早い治療をおススメします。

治療は最低1年続けて様子を見る

AGA治療は最低1年間は継続しましょう。3ヶ月程度で効果を実感すると言いましたが、それはあくまでも「産毛が増えてくる」程度です。髪の毛の成長には時間がかかります。

また、AGA治療薬は服用している時しか効果がありません。服用を辞めてしまえば効果もなくなり、再び薄毛は進行してしまいます。数ヶ月試して「思ったほど効果が出ない」と辞めてしまうと治療はふりだしに戻ってしまいます。

治療に時間がかかる理由

なぜAGA治療に時間がかかるのかと言うと、ヘアサイクルの乱れを改善するのに時間がかかり、AGAの影響を受けない髪が生えてくるのを待たなければいけないからです。

治療前にAGAの影響を受けた髪は、十分に成長せず休止期を迎えます。休止期は3~4ヶ月あり、AGAの影響を受けない新しい髪が生えてくるまでには休止期→成長期の移行の期間がかかります。

AGAの影響を受けない髪は治療前に比べてより長く太く育ちますが、髪は1ヶ月1cm程度しか成長しないため効果を実感するまで数ヶ月かかります。そのため、「毛量が増えた」と実感するまでには時間がかかるのです。

早く発毛させたいなら育毛メソセラピーがおススメ

早く発毛させたい場合は、専門クリニックで受けられる育毛メソセラピーがおススメです。

育毛メソセラピーは、ミノキシジルや成長因子などの有効成分を薄毛が気になる部分に直接注入して発毛を促します。薬剤をピンポイントで注入することが出来るため、発毛が難しいと言われる生え際の発毛に最も効果が高い方法と言えます。

また、成分の浸透が早く短期間での発毛が可能であり、例えば薄毛がかなり進行していて薬では1年半かかるところを6ヶ月でフサフサにする効果があります。

下の表は、育毛メソセラピーと薬の効果を時系列で表したものです。内服薬のみの治療では約5年かかる状態まで、育毛メソセラピーを受けることでわずか1年で到達できます。

育毛メソセラピーと薬の効果比較

毛量が増えて髪がしっかり育った状態になれば、あとはプロペシア(フィナステリド)のみの服用で費用を抑えてその状態を維持することができます。育毛メソセラピーは1回の治療費は高いですが、1ヶ月1万円以上するミノキシジルの内服薬処方を長期間続けるよりも、結果的に費用を節約することができます。

まとめ

以上、ハゲ治療について解説しました。

ハゲの原因はAGA(男性型脱毛症)です。AGAを発症するとヘアサイクルが乱れ、髪の毛が成長する期間(成長期)が大幅に短くなり、成長する前に脱毛してしまいます。その結果、髪は細く短いものばかりになり、地肌が透けてハゲの状態になります。

AGAは進行性のため、治療をせずに放置すると最終的にはツルツルのハゲ頭になります。AGAが発症したら1日も早い治療が必要です。

AGAは1日1回の薬の服用で治療ができます。AGA治療薬の効果には大きく分けて以下の2つがあります。

  • AGAの進行を遅延する薬(プロペシア、フィナステリド、ザガーロなど)
  • 発毛する薬(ミノキシジル)

AGA治療は上記2つの薬を組み合わせて服用します。どちらか1つだけでは効果が低くなります。

AGA治療薬には副作用がありますので、服用する際には医師の指示を守って服用しましょう。

AGA治療の費用は自由診療のため保険が適用されません。そのためクリニックによって治療費はバラバラです。処方している薬はどのクリニックでも大差はありませんので、クリニックを選ぶ際には費用もよく比較しましょう。

AGA治療薬の処方はAGA治療専門クリニック、またはAGA外来を行っている皮膚科病院等で受けることができます。

しかし、AGA外来の病院では発毛効果のあるミノキシジルの処方を行っていません。また、費用や通院の利便性の面でも専門クリニックで治療することを強くおすすめします。

AGAの治療は最低1年間は継続しましょう。AGAの症状を抑え、髪の毛が正しく成長するには時間が必要です。短期間で思ったような効果が得られないと辞めてしまう人がいますが、そうすると行ってきた治療が水の泡です。

早くフサフサになりたい気持ちはわかりますが、1年は治療を継続しましょう。

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石水 朋哉

「AGA情報局」編集長。AGA治療に関するお役立ち情報をお届けします。

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