20代でハゲてしまった人が絶対やるべき5つの対策
20代でハゲるのと40代でハゲるのでは、当人からしたらダメージが全く違います。
40代であれば結婚して家庭もあり、仕事でもある程度の地位を築いている人も多いでしょう。もちろん年齢に関係なくハゲはショックですが、「年齢的にも仕方ないか」と諦めもつきます。
ですが、20代となれば話は別です。女性にモテたいでしょうし、かっこいい髪型やファッションも楽しみたいでしょう。見た目へのコンプレックスも抱くようになり、自信を失ってしまう人も少なくありません。
しかし、今20代のあなたは、例えハゲていたとしても恵まれていると言えます。なぜなら、昔と違って現代はハゲを治すことができるからです。
若ハゲの原因について詳しく解説するとともに、20代だからこそやるべき薄毛対策と、オススメしない薄毛対策を紹介します。
目次
20代ではげる確率はどれくらい?
20代の薄毛は「若ハゲ」と言われ、珍しい存在として扱われてしまいます。数としては少数派と言えるでしょう。
周りを見て「みんなフサフサで羨ましい」と思いがちですが、果たして日本人男性のハゲの割合はどのくらいなのでしょうか?
成人男性の3人に1人は薄毛
30代以上も含めた日本の成人男性の数はおよそ4,200万人です。その内薄毛で悩む人がどのくらいいるのか?
およそ3人に1人、約1,260万人が薄毛で悩んでいるのです。そう考えると薄毛自体は決して少数派ではありません。
しかし、町を行く男性の頭部を見ていると、とてもそんなに多くいるようには思えないのではないでしょうか?
その疑問はAGA専門クリニックに行けば納得します。今、AGAを治療するクリニックは薄毛で悩む男性で溢れ返っています。
昔と比べて安く確実に薄毛が治療できるようになったことから、一見するととても3人に1人が薄毛だとは思えません。
早い人は20代前半から薄毛になる
一般的に頭髪が薄くなる時期は、40代頃が多いと言われています。ですが、人によっては20代の前半時点で、頭部のはげが目立つこともあり得るのです。
なぜ若くしてハゲてしまうのか?若ハゲはどのくらいの確率でなるのかについて、次の項目で詳しく説明します。
若ハゲの原因
若ハゲになってしまう原因は、いくつも存在しています。以下は、その中でも特にメジャーな3つの原因です。
AGA(男性型脱毛症)
男性の頭部がはげてしまう原因として最も多いのがAGA(男性型脱毛症)です。男性の薄毛原因のほとんどを占めています。
AGAについて簡単に説明すると、男性ホルモンのテストステロンが、5α-リダクターゼという還元酵素と結びついてDHT(ジヒドロテストステロン)を生成します。
このDHTが髪の毛のヘアサイクルを狂わせ、十分に成長しない状態で脱毛させてしまうのです。
ヘアサイクルについて簡単に説明すると、髪の毛は「休止期」→「成長期」→「退行期」をいうサイクルを繰り返すようになっています。成長期は2年~6年あり、その期間に髪の毛は太く、長く成長します。
しかし、AGAが発症するとこの成長期が数ヶ月~1年と極端に短くなるのです。結果、髪の毛は十分に成長しないまま抜け落ちてしまいます。
遺伝
「ハゲは遺伝する」というのは昔から言われていたことですが、現在はその根拠が科学的に証明され、通称薄毛遺伝子と呼ばれる存在も確認されています。
薄毛遺伝子とは主に二つあり、1つが「アンドロゲン受容体(男性ホルモン)」、もう一つが「5α-リダクターゼ」です。
アンドロゲン受容体についてですが、薄毛になる人とそうでない人では、X染色体にあるアンドロゲン受容体に大きな違いがあります。ハゲやすいアンドロゲン受容体を遺伝している人は薄毛になる確率が高いということになります。
5α-リダクターゼですが、前述したとおり、AGAの原因物質であるDHTを、テストステロンと結びついて生成する還元酵素です。5α-リダクターゼの働きが活発であればそれだけDHTを生成してしまいますが、こちらも遺伝すると言われています。
若くしてハゲてしまう人は、特に薄毛になりやすい薄毛遺伝子を遺伝していると考えられます。
なお、薄毛遺伝子は母親から遺伝します。つまり、母方の祖父が薄毛だと、当人も薄毛になる可能性が高いと言えます。
生活習慣
生活習慣の乱れも若ハゲの原因と言えます。特に気を付けるべきは「喫煙」「ストレス」「食生活」「睡眠不足」です。
喫煙とストレスは血管を収縮させ血流を悪くします。その結果髪の成長に必要な栄養素が毛乳頭まで届けられず、薄毛を招くのです。
食生活ですが、外食中心の方は特に注意が必要です。外食は脂質の多いメニューが多く、皮脂の過剰分泌を招きます。その結果毛穴がつまり、髪の成長を妨げ、細い髪の毛が増えてしまいます。
また、髪の毛も筋肉などと同じように、成長には栄養が必要です。髪の毛の成長に必要な栄養素は「タンパク質」「亜鉛」「ビタミン類」です。食事の際はこれらの栄養素を意識的に摂取するように心がけましょう。
最後に睡眠不足ですが、髪の毛の成長は睡眠中に行われます。特に成長ホルモンが多く分泌される時間は22時~深夜2時の間だと言われています。早寝早起きを心がけましょう。
若ハゲになってしまったらやるべき5つの対策
20代でハゲてしまった場合には、以下の5つの対策を実践すべきです。
AGA専門クリニックで治療をする
AGA専門クリニックは、その名の通りAGAの治療を行ってくれる病院です。どのような治療を行うかというと、治療薬の処方がメインです。
一昔前は薄毛の原因が解明されておらず、効果のない育毛剤や育毛サロンに高いお金を払い、まったく効果がないといった状態でした。
しかし、薄毛の原因はDHTであることが科学的に解明され、現代では薄毛をほぼ確実に治療する飲み薬が販売されています。
その薬とは、フィナステリド(プロペシア)とミノキシジルです。これらの薬を使った治療により、100%に近い確率で薄毛は治療することが出来ます。
髪に良い食生活を心がける
前述したとおり、髪の毛も筋肉と同じように、成長するには栄養が必要です。髪の毛の成長に必要な栄養素は「タンパク質」「亜鉛」「ビタミン類」です。食事の際はこれらの栄養素を意識的に摂取するように心がけましょう。
髪に良い食事の一例としては以下が挙げられます。
タンパク質が多く含まれる食事
納豆、レバーなどはタンパク質を多く含みます。特に納豆は手軽に食べることが出来ますのでオススメです。
亜鉛が多く含まれる食事
なんといっても生牡蠣がオススメです。その他にはナッツ類、いわし、高野豆腐なども亜鉛を多く含むオススメのメニューです。
ビタミンが多く含まれる食事
緑黄色野菜です。また、摂取しにくいビタミンCには柑橘類や焼きのりがオススメです。
タバコは吸わない
タバコは髪に使われるはずの栄養を消費し、血管収縮を促すものです。どちらも20代の薄毛の原因になり得ます。
生活習慣を改める
髪の毛の成長は睡眠中に行われます。特に成長ホルモンが多く分泌される時間は22時~深夜2時の間だと言われています。夜更かしは控え、早寝早起きを心がけましょう。
また、適度な運動は血行を良くする効果があります。ジョギングやウォーキングなど、定期的な運動を心がけましょう。
ストレスを溜めない、発散する
ストレスを溜め込むと常に緊張状態になり、副交感神経に切り替わりにくくなります。その結果血行不良を招き、髪の成長を阻害します。
慣れない仕事でストレスをためることも多い年齢ですが、自分にあった解消法を見つけ、ストレスを貯めないようにしましょう。
20代でも病院で薄毛治療を受けるべき理由とメリット
AGAを治療する方法はAGA専門クリニックで治療することがべストであり、はっきり言ってその他の方法は効果はありません。
しかし、20代でAGAクリニックに通うことに躊躇している人は少なくありません。理由は「治療費が高そう」「育毛剤でなんとかなるだろうと思っている」など様々だと思います。
もしあなたがそう考えているのであれば、それは大きな間違いです。20代だからこそ、今すぐAGAクリニックで治療を開始すべきです。
20代だからこそクリニックで治療を受けるべき理由をご説明します。
ヘアサイクルは40~50回で終了する
AGAで薄毛になる仕組みとして、DHT(ジヒドロテストステロン)によってヘアサイクルが乱れると前述しました。
このヘアサイクルですが、一生のうちに40~50回サイクルします。ヘアサイクルが終了すると、二度とその毛根から髪の毛は生えてきません。
1回のサイクルはおよそ2年~6年です。つまり、正常な場合は少なくとも80年~240年は髪がフサフサな状態を保つのです。
しかし、AGAが発症した場合のヘアサイクルは数ヶ月~1年と極端に短くなります。
26歳でAGAが発症した場合、26歳までに13回のヘアサイクルを終えているとして残りは27回です。27回×半年で計算すると13.5年となり、早ければ40歳前後で完全なハゲ頭になるという訳です。
これが、AGAを発症したら1日でも早くAGAクリニックで治療を受けてほしい理由です。
20代はAGAの進行スピードが速いが回復スピードも速い
若ハゲの恐ろしいところは、30代~40代でAGAになる人と比べてAGAの進行スピードが速いということです。
若く健康な肉体だからこそ、AGAが発症してしまえばみるみる内に薄毛になります。
しかし、30代~40代と比べて、治療による回復スピードもまた速いのです。
根本的な薄毛対策は薬の服用以外にない
AGAを治療する方法は、現時点では治療薬の服用以外に対策手段が存在しません。
20代は育毛剤を試す人が多いですが、育毛剤は発毛の手助けはしてくれるものの、AGAの原因であるDHTの発生を抑制する効果は一切ありません。
また、頭皮ケアが出来る育毛サロンもありますが、どれだけ頭皮の状態を良くしたところでAGAの治療にはなんの効果もないのです。
育毛剤や育毛サロンで無駄な時間やお金を使うことはとても勿体ないことです。
フィナステリド(プロペシア)なら治療費が安く済む
AGA治療薬として最も有名なフィナステリド(プロペシア)は、AGAの原因物質であるDHTの発生を抑制し、乱れたヘアサイクルを正常に戻してくれます。
数ヶ月~1年と短くなったヘアサイクルを2年~6年の正常な状態に戻すことで、少なくとも現状維持は出来るようになります。
費用も専門クリニックであれば1ヶ月分で6,000円~7,000円程度と、育毛剤と大差はありません。
AGAが進行しかなり薄毛になってしまった場合は一時的にミノキシジルの服用も必要ですが、その場合は1ヶ月20,000円前後の費用がかかります。
つまり、AGAが進行する前に対処をしたほうがコスト的にも安く済むという訳です。
シャンプーや育毛トニックを使ったケアは意味がない?
育毛効果があるというシャンプーや育毛トニックが市販されています。ですが、それらの商品にはそこまでの効果は存在しません。
それらにお金をかけるくらいであればフィナステリド(プロペシア)を使用したほうが確実です。
発毛効果のあるシャンプーは存在しない
育毛効果のあるというシャンプーが備えているのは、せいぜい抜け毛予防や頭皮改善の効果です。新たな髪の毛を生産する発毛効果は、シャンプーにはありません。
シャンプーは普通の物で十分
世の中には、髪の毛に良いという高価なシャンプーが存在しています。しかし、高価なシャンプーに投資するぐらいなら、薄毛治療の病院へ通うべきです。
髪の毛や頭皮を清潔に保つ程度であれば、平均価格帯のシャンプーでも十分な効果があります。
ヘアケアにお金と時間をかけることをオススメしない理由
ヘアケアは最小限の労力に抑えるべきです。なぜなら、通常の髪の毛は6年以内に抜け落ちるようになっています。その代わりに、新たな髪の毛が生えてくるからです。
新たな髪の毛が正しく成長できるようにした方が、将来を見据えるという意味でも、合理的だと言えます。
若ハゲにおすすめの髪型
女性にモテたい、自分をかっこよく見せたい時にヘアスタイルは大切です。特に20代は毎朝自分のヘアスタイルのセットに時間をかける人も多いのではないでしょうか。
しかし、薄毛になってしまうと出来るヘアスタイルが限られてしまいます。ヘアスタイルによっては薄毛が目立ってしまうので注意が必要です。
そこで、若ハゲにも似合うオススメのヘアスタイルを紹介します。
ソフトモヒカン
参照:https://beauty.hotpepper.jp/catalog/mens/lenHL10/
20代ではげてしまった人の間では、ソフトモヒカンが好評です。ソフトモヒカンは左右の髪の毛を短くして、残った部分を中央に寄せ集めます。
中央部分がはげてしまっていても、寄せ集めることで目立たなくなるのです。
オシャレ坊主
参照:https://beauty.hotpepper.jp/catalog/mens/lenHL09/
はげてしまっているのに、中途半端に髪の毛を伸ばしていると、余計に目立ってしまうことになります。だから、髪の毛で悩んでいる人は、オシャレ坊主を好んでいるのです。
オシャレ坊主とは全体的に短く刈り込んだ上で、デザイン的に少し工夫を施す髪型を指します。
ツーブロック
参照:https://beauty.hotpepper.jp/catalog/mens/lenHL10/
サイドの髪の毛を短く刈り上げるのがツーブロックです。サイドの髪の毛を刈り込むことで、頭頂部分の存在感が大きくなります。
ソフトモヒカンよりも大きく刈り込むため、活動的で頼りになる男性という印象を、相手に与える効果も備えているのです。
まとめ
成人男性の3人に1人は薄毛であり、早ければ20代前半から薄毛になる
若ハゲの原因のほとんどがAGA(男性型脱毛症)である
薄毛遺伝子というものが存在し、母方の祖父から薄毛は遺伝する
喫煙、ストレス、嗣明不足といった生活習慣も若ハゲの原因となる
AGAによる若ハゲは専門クリニックでほぼ100の確率で治療が可能
若ハゲを放置すると早ければ40歳くらいでヘアサイクルが終了し完全なハゲになる
20代はAGAの進行スピードが速いが、治療の改善速度も速い
シャンプーや育毛トニックにお金を使うくらいならフィナステリド(プロペシア)の服用をオススメする
石水 朋哉
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